
NIKEのエアフォースワンってかっこいいですよね!
NIKE(ナイキ)を代表するスニーカーのひとつとして有名な「エアフォースワン」
筆者もエアフォースワンのホワイトを履いていますが、真っ白い靴を見た友人などから
- 「白いスニーカーは汚れが気になるから手が出せない」
- 「白いスニーカーの洗い方が分からない」
と言われることがよくあります。どうやら汚れを気にして白い靴を敬遠してしまう人が多いようです。
ですが筆者の経験上、洗い方や道具さえしっかりと理解していれば白いスニーカーの汚れも簡単に落とすことが可能です!
今回は僕がエアフォースワンを洗う時のやり方と道具をご紹介します!
- 汚れてしまった白いスニーカーをきれいに洗いたい
- スニーカーを洗うときにどんな道具を使えばいいか分からない
- スニーカーが汚れないよう予防する方法を知りたい
- 大切なスニーカーをしっかりメンテナンスしたい
Contents
今回洗うスニーカー:NIKE「AIR FORCE 1 ’07」
NIKE(ナイキ)のスニーカーの中でも大定番モデルのひとつエアフォースワンです。
NIKE初のエアユニットを搭載したバスケットシューズで厚みのあるミッドソールやサークル状のグリップが印象的なアウトソールなどが特徴的です。
そのかっちりとしたシルエットは安定感がありながらスマートな印象も与え、時代や世代を超えて今なお愛されるスニーカー となっています。
スニーカーの汚れの確認

今回洗うエアフォースワンの汚れを確認します。
目立った汚れは少なそうですが、よくみるとかなり汚れています。
つま先も汚れていますね。靴紐も土埃のような汚れがあります。

サイドは割ときれいです。アウトソールの汚れはそれなりにありますね。

かかとの部分には小傷やぽつりと深い傷のようなものが見えます。

使用する道具
大切なスニーカーをきれいにするなら道具が大事です。今まで色々試してきた中で使っていて失敗することが少なく使い勝手が良かったアイテムを紹介します!
ジェイソンマークのシュークリーナー
スニーカーシャンプーとも呼ばれるスニーカー用の洗剤です。似たような洗剤は色々ありますが個人的にはジェイソンマークが1番使い勝手が良く気に入っています。
本当に汚れがよく落ちるんです!
少々お値段はお高いのですが、長持ちするのでコスパはいいです。
使い捨てのクリーナーや追加のブラシがついたコンプリートセットもあります
スターターセットだと防水スプレーなども入っています
スニーカークリーナー
アウトソールの汚れを落とす消しゴムのようなクリーナーです。スニーカー用をひとつ持っておくと重宝しますよ!
種類は色々ありますがフィーリングで選んでみてもOK
ステインリムーバー
こだわりたい人におすすめの汚れ落とし。革靴用の水性洗剤で合成皮革でも使えます。
ピンポイントで除去したい頑固な汚れがある場合や、アウトソールの小さな溝に入った汚れを落とす際に大活躍します。
こちらもひとつ持っておくと重宝します。
デリケートクリーム
革を保湿して劣化によるひび割れなどを防ぐクリームです。
エアフォースワンはヒビやシワの出来やすい靴です。ヒビやシワを完全に防ぐということはなかなか難しいのですが、表面をいい状態で保つためにもおすすめです。
こちらは皮革製品全般に使用できるのでバッグや財布などの保湿もできます。
オキシクリーン
白い靴紐はオキシ漬けします。
海外製のオキシクリーンには界面活性剤が含まれているので汚れがよく落ちます。
白い素材には効果ありです。
ウタマロ石鹸
オキシ漬けした靴紐に汚れが残っていたらウタマロ石鹸で洗います。
ウタマロ石鹸には蛍光増白剤という漂白成分が含まれているので白い靴紐を洗うのには最適です。
買うなら使い勝手がいいシリコン製の専用ケース付きがおすすめです。
豚毛のブラシ
ほこりや簡単な泥を落とす作業からクリーナーの消しカス落としまで何かと重宝します。
日常的な簡易クリーニングとしてブラッシングに使うのもおすすめです。
スニーカー用の防水スプレー
仕上げに防水スプレーでスニーカーをコーディングするのが鉄板です。
撥水効果もありますが、汚れを防止する効果も期待できます。一度の使用で1ヶ月くらい持続します。
大切に履きたいスニーカーをきれいに維持するなら必須のアイテムのひとつです。
各社それぞれ防水スプレーが出ていてどれにするか悩ましいところ。
用途が違う防水スプレーを使用するとスニーカーがびちゃびちゃになってしまうことも…
絶対にスニーカー用を選んでください。
最近話題のcrepの防水スプレーに関しては下記の記事で試しています。

シューキーパー
大切なスニーカーを型崩れ少なく保管しておきたい場合はシューキーパーがおすすめです。
履きシワを伸ばしてくれたり、ひび割れを防止できます。エアフォースワンは特につま先周辺にシワやひび割れが出来やすいのでシューキーパーがあると安心できます。
ダイソーのシューキーパーなら400円で両足揃いますが、それよりもつま先の開きが調節できるちゃんとした木製のシューキーパーがエアフォースワンにはおすすめです。
実際に試してみた記事はこちら

エアフォースワンを洗う手順
それでは洗い方の手順をご紹介していきます。
汚れてしまったアッパーを洗う
まずは汚れてしまったスニーカーのアッパー部分を洗います。
アッパーとはスニーカー外側のソール以外の部分のことです。
靴紐をほどく
まずは靴紐をほどきます。紐を結ぶ順番が分からなくなりそうな方は写真を撮っておくといいと思います。

靴紐をほどくとタンの部分で今まで見えていなかった汚れも見えてきますね。
スニーカー用洗剤の準備
次にぬるま湯を張った風呂桶とジェイソンマーク「シューケアキット」を用意します。
洗濯にはぬるま湯がベスト。熱すぎず冷たすぎない程度で用意しましょう。

ジェイソンマーク「シューケアキット」付属のジェイソンマーク「スタンダードシュークリーニングブラシ」は柔らかいので洗剤が良く泡立ち、靴を傷つけることなく磨くことが可能。優れ物です。

ぬるま湯にジェイソンマーク「スタンダードシュークリーニングブラシ」を浸して軽く水分を含ませます。そして軽く水分を切ります。スニーカーに水分はなるべくNGですが、洗剤を泡立たせるためには最低限の水分が必要です。
泡立たせるのが面倒!という方は泡立てた洗剤が直接出てくる泡タイプのクリーナーがあるのでこちらを使うのが良いと思います。
少し割高ですが手間も省けて間違いありません。
洗剤をブラシに染み込ませる
ジェイソンマーク「スタンダードシュークリーニングブラシ」の上からプレミアムシュークリーナーを数滴垂らします。最低限泡立てば汚れは浮かして取れるのでソリューションの量は少しで構いません。

泡立たせながらブラッシングと拭き取り
シャカシャカと泡立てながら回すように軽くブラッシングしていきます。

満遍なく全体を磨いていくと次第に汚れが落ちていくのが分かります。

水分がスニーカーに染み込んでしまうとよくないのでこまめんみ古布で水分をよく拭き取りつつさらにブラッシングしていきます。
ブラッシングと拭き取りの工程はスニーカーの汚れに合わせて数回行っても構いません。

小傷のような頑固な汚れにはステインリムーバーを使う
ジェイソンマークを使ってブラッシングと拭き取りを何度か試しても取れない頑固な汚れにはM.モゥブレイ「ステインリムーバー」が有効です。

まず汚れていない適当な布にM.モゥブレイ「ステインリムーバー」を含ませます。(筆者は未使用の靴下を使っています)

M.モゥブレイ「ステインリムーバー」を染み込ませてヒタヒタになった部分を使って汚れを落としたいところをゴシゴシと磨きます。水分はすぐに布で拭き取ります。

磨いているうちに以下のようにきれいになりました!


ステインリムーバーでも取れない汚れは油汚れの可能性があります。
油汚れの場合は落とし方がまた異なりますので以下の記事をご覧ください。

自然乾燥する
洗い終わったら風通しのいい場所で陰干しします。最小限の水で洗って拭き取りをよくやっていたのでスニーカーはそこまで濡れていないはずです。
ついつい日向で干したくなってしまいますが、日向で乾燥すると紫外線によって靴が傷んだり黄ばみの原因になったりします。
よく乾くまで風通しのいい場所で陰干ししましょう。

汚れてしまった靴紐を洗う
スニーカーがきれいになっても、靴紐が汚いと台無しです。
白い靴紐の汚れも落ちないと思っている方が多いようですが、ある程度までは白くきれいに戻すことが可能です。
あまりにひどい汚れの場合は潔く新しい靴紐を買うことをおすすめします。
Crepのシューレースは撥水加工されているので汚しがちな方におすすめ
ということで次に靴紐を洗います。
汚れの具合は下記の写真の通りですがかなり汚れています。
土埃のような色にも見えますね。土埃のような汚れなら大体落とせます。

白い靴紐はオキシ漬けが有効

白い靴紐は漂白が可能なので今回はオキシ漬けにします。
外国製のオキシクリーンには界面活性剤が含まれているため、汚れた靴紐を洗いつつ白く仕上げることができます。
オキシクリーンを40〜60度のお湯で溶かす
電気ケトルでお湯を沸かしたら風呂桶にオキシクリーン1杯(約30g)をお湯で溶きます。

その後お湯と水を混ぜ合わせて40〜60度のオキシ液を作ります。
洗剤には触らない方がいいので、触らずになんとなくぬるま湯っぽくできればOKです。

靴紐を投入して漬け置きする
靴紐をオキシ液に漬け置きします。
オキシクリーンの説明によると最低20分、最大4時間ほどの漬け置きが推奨されているようです。今回は2時間漬け置きしました。

漬け置き後オキシ液をすすぐ

漬け置きが終わったらオキシ液を捨てて靴紐をよくすすぎます。
ウタマロ石鹸で洗う

靴紐にまだ汚れが残っていた場合は更にきれいにするべく「ウタマロ石鹸」を使ってゴシゴシ洗います。

「ウタマロ石鹸」の固形タイプには蛍光増白剤という成分が含まれているため、白い素材を白く洗うのに適しています!
ちなみにシリコン製のケース付きが握りやすくておすすめです。
今回はダイソーで買ったブラシも使ってゴシゴシ洗いました。

しっかり水ですすいだら完了です。
靴紐を洗う際はある程度までは綺麗になりますが、完全に真っ白に戻すのはなかなか難しいんですよね。
気になる場合はいっそ新しい靴紐を購入しましょう。
Crepのシューレースは撥水加工されているので汚しがちな方におすすめ
自然乾燥する
洗い終わった靴紐は風通しのいい場所に吊るして乾燥させてください。黄ばんだりすると困るので僕は靴紐も陰干しします。
靴紐はジャブジャブ洗ったので乾くまで少し時間がかかると思います。(一晩くらいかかりますかね)

仕上げ
洗ったエアフォースワンの乾燥が終わりました。次は仕上げの工程です。

アウトソールの汚れを落とす

アッパーの乾燥が終わったら次はアウトソールの汚れを落とします。
消しゴムのようなスニーカークリーナーを利用してアウトソールをきれいにしていきます。
根気よくゴシゴシやっていると段々きれいになってきます。
どうしても届かない所や頑固な汚れにはM.モゥブレイ「ステインリムーバー」を使います。
タオルなどの布にM.モゥブレイ「ステインリムーバー」を軽く浸してゴシゴシ磨いていきます。
その際に水分はすぐに拭き取ってください。

革の保湿
次に革に栄養分を与えて保湿します。乾燥による革のひび割れやシワを防ぐ効果があります。
きれいになったエアフォースワンにM.モゥブレイ「デリケートクリーム」を塗りこみ栄養を与えます。

不要な布(汚れのないものがいい)にクリームを塗布して、皮革面で軽く回すように塗り込み保湿していきます。
靴紐を結ぶ
靴紐が乾きました。洗う前と比べてみると下記のような仕上がりです。

金属でできた「デュブレ」を通してエアフォースワンに靴紐を通したら完成です!
完成!

エアフォースワンを洗い終わりました。
ビフォーアフター;全体

ビフォーアフター;つま先

ビフォーアフター;かかと

全体的にかなりきれいになったかなと思います。
続いてはメンテナンスやカスタマイズについてです。
その他のメンテナンスやカスタマイズ
きれいに洗った後は大事なスニーカーが汚れないように予防をすることも大事です。
個人的に定期的にやっているメンテナンスやカスタマイズをご紹介します。
防水スプレーで定期的なコーティング
最後に絶対忘れちゃいけない防水スプレーです。スニーカーの表面に水や汚れを防止する膜を作ります。

防水スプレーの缶を振る
缶を振って中の液体を均等になるようならしてください。
防水スプレーを吹きかける
2、30cm離れた場所から防水スプレーを全方向から振りかけます。
スニーカーとスプレーをつい近づけたくなりますが、近すぎるとスニーカーがびちゃびちゃになるので気をつけてください。
自然乾燥して定着させる
風通しの良いところで30分陰干しします。
1~3の工程を二回繰り返す
この工程を二回繰り返すことで強力な防水の膜を作ることが可能です。
かなり効果的なのでぜひ試してください。
巷で噂の防水スプレーを試してみた記事はこちら

インソールの交換
スニーカーの履きやすさや付属のインソールを保護することを考えると別売りのインソールに交換するのがおすすめです。
筆者はNew Balanceのインソールをよく利用していますが足裏に張り付くような感触が快適です。
エアフォースワンにNew Balanceのインソール「RCP150」を付けてみた記事です

New Balanceのインソール「RCP130」はコスパ◎!

New Balanceのインソール「RCP280」は上位モデルで高機能!

シューキーパーで保管する
エアフォースワンはカチッとしている分つま先部分にシワやヒビができやすいスニーカーです。
履き終わったらシューキーパーを使って保管することでシワなどを抑えるのが理想的です。
爪先の部分の幅が調整できるシューキーパーだとしっかりシワを伸ばしてくれるのでおすすめです。
エアフォースワンでシューキーパーを実際に試してみた記事はこちら

シューズボックスで保管する
エアフォースワンは高さもある靴なのでハイカットなども収納できるシューズボックスがおすすめです。
また下駄箱には湿気が多いのでスニーカーを保管することに適した環境とは言えません。カビが発生したりします。
下記の記事で紹介しているシューズボックスは筆者も利用していますがコスパが良いのでおすすめです。
コスパ良しでおすすめのシューズボックスの記事はこちら

デュブレを交換する
付属品のシルバーのデュブレに飽きたらお好みでカスタマイズしてみるのもおすすめです!
通販でもオリジナルの刻印が入れられたりカラフルなデュブレが売っています。
NIKE原宿でも様々な種類の公式デュブレを購入することが可能です。
NIKE原宿でカラフルなデュブレを購入してみた記事はこちら

まとめ




NIKE「エアフォースワン」ホワイトが汚れてしまっても、道具や手順をしっかり考えて洗えばきれいに履き続けることができます。
こまめにメンテナンスをしつつも履き続けて出てくるシワなども味として楽しめるとよりスニーカーを楽しめると思います。
皆さんもエアフォースワンをスマートに履きこなしてくださいね!