古いエアマックスをきれいにしたい!
先日古着屋でナイキ「エアマックス90」を1,500円で購入しました。値段も値段なのでかなりダメージを受けていて汚れています。
これを何回かシリーズで分けてなるべくきれいな状態になるようレストアしていきます。
今回は状態の確認と、まずはジェイソンマークのシューケアクリーナーを使って汚れを落とします。
こんな人におすすめ
- 汚れた白いエアマックスをきれいにしたい
- エアマックスの洗い方がわからない
- どんな道具を使えばいいかわからない
Contents
レストアの完成形はこちら

実は作業はすでに終わっています。
今回はスニーカーの状態が本当に悪かったため、なかなか大変な作業でした。
苦労はしたのですが結果的にはすごく綺麗になりました!
長くなるので順を追って複数回の記事で作業内容をご紹介していきます。
エアマックス90レストアシリーズはこちら
今回レストアするスニーカー:NIKE「AIR MAX 90」ホワイト
今回はこちらのナイキ「エアマックス90」をレストアしていきます。全体的にかなり状態は悪いです。

正面です。シューレースもかなり汚いですね。

エアマックス90の特徴でもあるTPU素材(ウレタン樹脂というプラスチック)のパーツも黄ばみが目立ちます。

ソールも黄ばみのような汚れがありますが、塗装の剥がれでしょうか。


インソールもかなり汚れているので交換します。

大きく汚れを分けると
- 泥汚れ
- 油などの染み込んだ汚れ
- 紫外線による劣化、黄ばみ
- 小さな傷
これらが主な汚れの原因のようですがどうでしょうか。
まずはいつものスニーカー用の洗剤(シューケアクリーナー)とウタマロ石鹸で全体の泥落としからスタートします。
今回使う道具
まずは基本の泥落としです。今まで色々試してきた中で使っていて失敗が少なく使い勝手が良かったアイテム紹介します。
ジェイソンマーク「シューケア キット」
スニーカーの汚れにはとりあえずこれ。
本当に汚れがよく落ちるんです!
少々お値段はお高いのですが、長持ちするのでコスパはいいです。
使い捨てのクリーナーや追加のブラシがついたプレミアムキットもあります
スターターセットだと防水スプレーなども入っています
スニーカークリーナー
アウトソールの汚れを落とす消しゴムのようなクリーナーです。スニーカー用をひとつ持っておくと重宝しますよ!
M.モゥブレイ「ステインリムーバー」
こだわりたい人におすすめの汚れ落としです。革靴用の水性洗剤です。合成皮革でも使えます。
ピンポイントで除去したい頑固な汚れがある場合や、アウトソールの小さな溝に入った汚れを落とす際に大活躍します。こちらもひとつ持っておくと重宝します。
オキシクリーン
今回も白い靴紐はオキシ漬けします。
オキシクリーンには漂白成分が含まれているので白い素材には効果ありです。
ウタマロ石鹸
オキシ漬けした靴紐に汚れが残っていたらウタマロ石鹸で洗います。
ウタマロ石鹸には蛍光増白剤という漂白成分が含まれているので白い靴紐を洗うのには最適です。
また、今回はエアマックスのメッシュ部分などの汚れを落とすためにも使います。
コロンブス「ブラシ(豚毛)」
スニーカーの内側にたまったゴミをかき出したり、外側の簡単に落ちる汚れを落とすブラシです。
日常的にブラッシングする癖をつけておくとスニーカーをきれいにたもてます。
エアマックス90の洗い方と手順
靴紐をほどく
まずは靴紐をほどきます。靴紐を結ぶ順番が分からなくなりそうな方は写真を撮っておくといいでしょう。
汚れをブラシでかき出す
まずスニーカー全体と内側の汚れを豚毛の柔らかいブラシでかき出します。
スニーカー用洗剤の準備

ぬるま湯を張った風呂桶とジェイソンマーク「シューケアキット」を用意します。 洗濯にはぬるま湯がベストです。

ぬるま湯にジェイソンマーク「スタンダードシュークリーニングブラシ」を浸して軽く水分を含ませます。そして軽く水分を切ります。スニーカーに水分はなるべくNGですが、洗剤を泡立たせるためには最低限の水分が必要です。
洗剤をブラシに染み込ませる

ジェイソンマーク「スタンダードシュークリーニングブラシ」の上からプレミアムシュークリーナーを数滴垂らします。最低限泡立てば汚れは浮かして取れるのでソリューションの量は少しで構いません。
泡立たせながらブラッシングと拭き取りを行う

シャカシャカと泡立てながら回すように軽くブラッシングしていきます。満遍なく全体を磨いていくと次第に汚れが落ちていくのが分かります。

水分がスニーカーに染み込んでしまうとよくないので、適度に布で水分をよく拭き取りながらブラッシングします。 ブラッシングと拭き取りの工程はスニーカーの汚れに合わせて数回行っても構いません。
頑固な汚れが残った場合

ジェイソンマークでブラッシングと拭き取りを何度か試しても取れない頑固な汚れにはM.モゥブレイ「ステインリムーバー」が有効です。
適当な汚れていない布にM.モゥブレイ「ステインリムーバー」を含ませてゴシゴシと磨きます。水分はすぐに拭き取ります。

また、傷のような汚れにはメラミンスポンジが有効です。水を浸して傷のついた部分を軽く磨いてください。


細かい傷や汚れがきれいになりました。
自然乾燥

洗い終わったら風通しのいい場所で陰干しします。最小限の水で洗って拭き取りをよくやっていたのでスニーカーはそこまで濡れていないはずです。 ついつい日向で干したくなってしまいますが、日向で乾燥すると紫外線によって靴が傷んだり黄ばみの原因になったりします。 よく乾くまで風通しのいい場所で陰干ししましょう。
乾いたら洗濯は終了


乾いたら完成です。
何箇所か気になったところがあります。
- タンの黄ばみが落ちなかった→紫外線による日焼けの可能性
- TPUパーツの黄ばみは落ちなかった→こちらも紫外線による日焼けの可能性
- アウトソールはきれいにならなかった→塗装が剥がれていたのかも
- ステッチやたんに染み付いた汚れが落ちなかった
まとめ
傷や汚れは落とせましたが、洗う工程だけでは完全にきれいにはなりませんでした。
全体的な繊維の黄ばみは洗剤では落ちなかったので紫外線によるものかもしれません。
靴紐を洗う
次は靴紐を洗います。かなり汚れていましたがきれいになるのでしょうか。
ソールの修復
かなりダメージを受けたソールを修復していきます。
黄ばみのホワイトニング
今回のレストアで一番大変だった全体的な黄ばみのホワイトニングです。
インソールの交換
汚れていたインソールをKicks Wrap「AIR insole」に交換しました!
仕上げとメンテナンス
いよいよレストアも最終回!仕上げとメンテナンスについてです!
スニーカーメンテナンスのまとめ
スニーカーの洗い方に関連する記事はこちら
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