市販のスニーカーに内蔵されているインソール(中敷)はどうにも薄くて頼りないものがほとんどです。
基本的には交換することが前提に作られているような気もするのですが、薄いインソールのスニーカーを歩いていると、足が痛くなってくることが多いです。

スニーカーの履き心地をアップするならインソールの交換はかなりおすすめです!
交換用のインソールはたくさんありますが、今回はニューバランスのインソールでよく見る3種類を実際に使用してみましたので比較します。
- インソール交換でスニーカーの履き心地を向上させたい
- ニューバランスのインソールが気になる
- ニューバランスのインソールの中でどれを選べばいいかわからない
Contents
ニューバランスのインソールについて
履き心地が快適なスニーカーのブランドといえば個人的にはNew Balance(ニューバランス)が思い浮かびます。
「M1300」というスニーカーが発売された際にラルフ・ローレン氏がその靴に対して「まるで雲の上を歩いているようだ」とコメントした逸話も有名です。
そんなNew Balance(ニューバランス)ですが、もともとはインソールや扁平足を矯正する靴の製造からスタートした会社です。
1906年、ボストンでアーチサポートインソールや偏平足などを直す
ニューバランスの歴史~新しい(new)、バランス(balance)感覚を。 history of New Balance~
矯正靴の製造メーカーとして、ニューバランス社は誕生しました。
社名の由来は、履いた人に”新しい(new)、バランス(balance)”感覚をもたらすことによります。
その創業時から作られていた「アーチサポートインソール」が進化して生まれたのが今回紹介するインソールです。

長い歴史と最新の技術によって生み出された高機能インソール、ぜひ試してもらいたいです!
【結論】3種類どれもおすすめ!用途によって使い分けよう
今回紹介するニューバランスのインソールはそれぞれ得意なシーンが異なります。
使用環境やお悩みに合わせてチョイスするのがおすすめです。
LAM35689(旧RCP280)はランニング、立ち仕事、長距離移動などのハードな使用に特化。
LAM35688(旧RCP150)は機能性を重視した日常使い。
LAM35687(旧RCP130)は軽さを重視した日常使い。コスパ重視。
具体的な機能の違いは下記の表にまとめました。
![]() LAM35689(旧RCP280) | ![]() LAM35688(旧RCP150) | ![]() LAM35687(旧RCP130) | |
---|---|---|---|
アーチサポート 「TPUスタビライザー」 | 搭載 | 搭載 | 非搭載 |
クッショニング素材 「ABZORB」 | 踵部分に搭載 | 裏面全体に搭載 | 非搭載 |
表面のグリップ素材 「ナノフロント」 | 搭載 | 非搭載 | 搭載 |
高反発EVA 「 High Repulsion EVA」 | 裏面全体に搭載 | 非搭載 | 非搭載 |
脅威的な軽さを誇る素材 「REVLITE」 | 非搭載 | 非搭載 | 裏面全体に搭載 |
おすすめシーン | ランニング、立ち仕事、長時間移動 (反発、衝撃吸収で歩行のサポート) | 日常使い (衝撃吸収重視) | 日常使い (軽さ重視) |
定価 | 2,200円(税込) | 1,870円(税込) | 1,430円(税込) |
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ニューバランスのインソールのサイズ感

サイズは下記の5段階用意されていて、自分のサイズに対応したものを購入して爪先部分をカットして使います。
カットには型紙もついているので安心。はさみで簡単にカットできます。

筆者はスタンスミスのサイズが26.5cmだったのでLサイズを購入しました。
SS | 21.5-22.5cm |
---|---|
S | 23-24cm |
M | 24.5-25.5cm |
L | 26-27cm |
O | 27.5-28.5cm |
XO | 29.0-30.0cm |
高機能!踏み出しをサポートする「LAM35689(旧RCP280)」


- 踵をしっかりと支えるアーチサポート「TPUスタビライザー」を登載
- ニューバランスの高級スニーカーにも使用される衝撃吸収素材「ABZORB」を踵に使用
- 高反発EVA「 High Repulsion EVA」を足裏全体に贅沢に使用
- 歩く動作を強力にサポート!
- 価格が少し高価
- クッション的なふかふかのインソールを求めている場合は用途が異なる
LAM35689(旧RCP280)は反発性に優れたEVA素材「 High Repulsion EVA」や、ニューバランスの高級スニーカーで使われる衝撃吸収に優れたクッション「ABZORB」を贅沢に使った歩き出しをサポートする高機能インソール。
衝撃を吸収して反発するので走り出しの踏み込みをしっかりサポートします。
また、「TPUスタビライザー」のアーチサポートを登載しているため足をしっかりホールドしてくれます。

ランニング、立ち仕事、旅行などの長時間の歩行にはピッタリです。
また、インソール表面に使用された「ナノフロント」は高い防滑性と通気性をしっかり確保しているので履いているうちに蒸れるのを軽減します。(全く蒸れないわけではありません。)
また、ニューバランスのスニーカーと同じように「踵が高くなる」ように設計されています。
足に傾斜がつくことで踏み込みをさらに快適にしています。

- 反発性に優れたEVA素材「 High Repulsion EVA」で歩き出しをサポート
- 衝撃吸収に優れたクッション「ABZORB」で衝撃吸収
- アーチサポート「TPUスタビライザー」で踵をしっかり固定
- インソール表面に「ナノフロント」が使われていて滑りにくい、通気性が良い
以上のことから
RCP280をスタンスミスで使ってみた記事はこちら

機能性、デザイン、コスパの両立「LAM35688(旧RCP150)」

- 踵をしっかりと支えるアーチサポート「TPUスタビライザー」を登載
- ニューバランスの高級スニーカーにも使用される衝撃吸収素材「ABZORB」を足裏全体に贅沢に使用
- ブラックの表面は汗染みが気にならない
- 価格が少し高価
- クッション的なふかふかのインソールを求めている場合は用途が異なる
「LAM35688(旧RCP150)」はューバランスの高級スニーカーで使われる衝撃吸収に優れたクッション「ABZORB」を足裏全体に贅沢に使ったクッション性に優れた高機能インソール。
また、「TPUスタビライザー」のアーチサポートを登載しているため足をしっかりホールドしてくれます。
「ナノフロント」は登載されていませんが、インソール表面が黒色のためで「汗染みが目立たない」のはポイントです。
- 衝撃吸収に優れたクッション「ABZORB」が足裏全体に使われていて衝撃を吸収
- アーチサポート「TPUスタビライザー」で踵をしっかり固定
- インソールの表面が黒色のため汗染みが目立たない
RCP150をエアフォースワンで使ってみた記事はこちら

廉価版ながら履き心地もコスパ抜群「LAM35687(旧RCP130)」

- コストパフォーマンスが抜群
- 「REVLITE」が足裏全体に使用されていて軽量かつ最低限のクッション性を持っている
- クッション的なふかふかのインソールを求めている場合は用途が異なる
- 軽量にするために機能が省略されている
「LAM35687(旧RCP130)」は「REVLITE」が足裏全体に使用されていて軽量です。
さらに機能はシンプルにまとめられているため、驚異的なコストパフォーマンスが実現されています。
また、インソール表面には上位モデルの「RCP280」と同じ「ナノフロント」が使われています。
「ナノフロント」は高い防滑性と通気性をしっかり確保しているので履いているうちに蒸れるのを軽減します。(全く蒸れないわけではありません。)
機能を見ると上位モデルに劣っているように思えますが「軽量かつ防滑性、通気性に優れている」上に「コストパフォーマンスが良い」ので、RCP130もかなり優秀なインソールといえます。
- コストパフォーマンス抜群
- 軽量素材「REVLITE」が足裏全体に使われていて軽量
- インソール表面に「ナノフロント」が使われていて滑りにくい、通気性が良い
RCP130をスタンスミスで使ってみた記事はこちら

まとめ
ニューバランスの交換用インソールはそれぞれキャラクターも異なりますが、実際に使ってみてどれもおすすめです!
ご自身の用途や機能でよく検討してみて最適なインソールを探してみてください!
スニーカーのお悩みはこちらで解決!

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