皆さんPCのモニター台って利用されていますか?
自分の目線から近い位置にモニターを置けたり、机の上に物を置くスペースが増えたりとPC作業の環境が快適になるアイテムです。
筆者もモニター台が欲しくなり、ネットなどで色々探してみたのですがなかなかピンと来るものに出会えませんでした。
モニター台は各社色々出ていますが、
おしゃれなモニター台があまりない!
ということなら自分で作ってしまおう!
今回は木製で黒いアイアンを基調としたインダストリアルなモニター台をDIYします!
道具や作り方についてご紹介します!
- 木製のモニター台を自作したい
- 自分好みのサイズのモニター台を作りたい
- なるべく簡単な方法でDIYしたい
木製モニター台の完成品はこちら
まずは完成したイメージです。
木材の質感と今回使用するジャコビーン色の塗料の風合いが、黒いアイアンのパーツと相まって男らしい雰囲気です。
また、下段にスペースが空いているので長さ次第ではキーボードやマウスをしまうことも可能です。
黒いアイアンのパーツがポイント
今回は全てブラックの金具で統一しました。
木材と黒いアイアンの組み合わせによりインダストリアルな雰囲気が出てポイントになっていると思います。
今回作るモニター台の基本的な仕組み
木製の棚板に穴を開けて「全ねじ」と言われる長いねじ(ボルト)を通して柱とします。
全ねじに通したナットで棚板を挟むことで固定します。
足となる台座は高ナット、上部は袋ナットで全ねじに蓋をします。
PCモニター台を作る材料と道具
まずはPCモニター台を作るための材料を紹介します。
木製の棚板…2枚
同サイズの棚板を2枚使います。棚板のサイズはお使いのモニターなどに合わせて決めてください。
棚板の幅が長くなる場合は棚板がたわんでしまうことも考えられます。その場合は厚みを変えたり柱を増やすなどの工夫をしてください。
筆者は今回パイン材の棚板を使用しました。
棚板はホームセンターで購入する際にカットサービスを利用してカットしてもらいました。
全ねじ(3/8M)…4本
柱として使用する全ねじです。
全ねじを含めてブラック調のパーツはあまり売ってないのでネットで購入するのもいいかもしれません。
こちらも必要なサイズでホームセンターでカットしてもらいました。
六角ナット(3/8M)…8個
棚板を支える位置に入るナットです。
ワッシャー…16個
ナットが緩んでしまわないよう間にワッシャーを挟みます。
袋ナット(W3/8)…4個
全ねじの最上段には袋ナットを取り付けてちょっとおしゃれっぽくします。
高ナット(W3/8)…4個
全ねじの最下段には高ナットを入れて足とします。
電動ドライバー
棚板に全ねじを通す穴を開ける際に電動ドライバーを使います。
筆者はブラックアンドデッカー「マルチエボ」をDIYで利用しています。
先端のビットを付け替えるだけでサンダーやドライバーなどの電動工具に早変わりして便利です。
更にバッテリーが18Vでハイパワー。バッテリーも2個ついているコスパの良さ。おすすめです。
ドリルビット(9mm/10mm/12mm)
棚板に全ねじを通す穴を開けるために10mmの穴を開けます。
筆者は木工用のドリルビットを使いましたが、竹用のドリルビットの方が穴が綺麗に開けられるそうです。
紙やすり
紙やすりを使って棚板を研磨します。
400番まで使用します。
電動サンダー
紙やすりで木材を研磨する作業はやっぱり大変。電動サンダーがあると手早く研磨できて便利です。
アンティークワックス(ジャコビーン)
木材を塗装するワックスです。
木にワックスを擦り付けるだけで木目を生かした塗装が簡単にできます。
個人的にジャコビーンの色合いが気に入っています。
スポンジ
今回筆者は布を使ってワックスを塗り込みましたが、スポンジを使うと簡単かつムラなく塗れておすすめです。
ゴム手袋
ワックスで木材を塗装する際に手が汚れるのが嫌という人にはゴム手袋がおすすめです。
素手でやると意外に爪の間まで塗料が入り込んでしまい洗うのが大変だったりします。
モンキーレンチ
六角ナットを締める際に手で締めるだけだと安定しないのでレンチでしっかり締めます。
モンキーレンチはさまざまなサイズのナットに対応できるので一本持っていると便利です。
PCモニター台の作り方
作成するモニター台の寸法を決める
まずは作成するモニター台の寸法を決めましょう。
参考までに筆者が制作した際の寸法を画像で載せましたので参考にしてください。
下記の寸法で21インチのモニターを載せて丁度いいサイズでした。
載せるモニターの重さによっては棚板の厚みや柱の数は考慮してください。
材料の調達とカット
棚板となる木材、柱となる全ネジはホームセンターのカットサービスを利用してカットしてもらうと簡単でおすすめです。
ご自分でカットする場合は全ネジは金属用のノコギリやカッターで切断できます。
棚板に使用する木材はノゴギリや糸ノコでカットしましょう。
マルチエボにはジグソーのビットもついていて木材のカットも可能です!
棚板に穴あけ用の目印をつける
鉛筆などを使って棚板に穴をあけるための目印をつけます。
筆者は四隅から2cmの位置に目印をつけました。
棚板に全ネジを通す穴をあける
電動ドライバーにドリルビットを装着して穴をあけます。
鉄鋼用のドリルビットを使うと穴の周辺が荒れてしまきれいな穴をあけたいなら木工用、竹用のドリルビットがおすすめです。
M8/10mmの全ネジの場合は9mm幅のビットを使います。
余った木材などで当て木をすると、裏面が荒れずにきれいに穴をあけることができるそうです。
筆者はそのままあけてしまったので穴の付近が荒れてしまいました。(ナットで隠れます)
穴をあけたら全ネジが通るか一度確認
穴があいたら全ネジを通してみましょう。
棚板同士で穴の位置がずれていると全ネジがうまく通りません。
棚板の木材のやすりがけ
木製の棚板は紙やすりでやすりがけを行います。
紙やすりの番手は180番、400番を使いました。
手作業でも十分やすりがけは可能ですが、電動サンダーを使うことで手早く仕上げることができるのでおすすめです。
電動サンダー利用時はかなり粉塵が舞うのと、音が大きいので近所に配慮して行いましょう。
全ネジのやすりがけ
カットした全ネジは尖っていて危険です。
鉄用のやすりを使って全ネジの両端をやすりがけします。
棚板の塗装
木材用のワックスを使って棚板を塗装します。
布またはスポンジにワックスを乗せたら棚板をゴシゴシ磨くような要領で塗料を塗り込んでいきます。
ゴム製の軍手を使うと手が汚れないのでおすすめです。
塗料の乗り具合によって、ワックスを塗る工程は2~3度行っても構いません。
全ネジの先端に袋ナットを取り付ける
棚板の塗料が乾いたら組み立てます。
まずはすべての全ネジの柱の先端に袋ナットを取り付けます。
袋ナットは斜めに取り付けてしまわないように慎重に回していきましょう。
棚板を全ネジに通す
袋ナットの次にワッシャーと棚板を全ネジに通します。
六角ナットとワッシャーを全ネジに取り付ける
次にワッシャーを全ネジに通します。そのワッシャーを挟むように六角ナットを取り付けます。
これで棚板の上段ができました。
上段の棚板と同様に下段の棚板も組み立てる
下段用の六角ナット、ワッシャー、棚板を通したら、台座となる高ナットを取り付けます。
これを四隅の柱全てに取り付けてください。
最後にモンキーレンチで六角ナットを締める
手で回しただけでは六角ナットがすぐに緩んでしまいます。モンキーレンチを使って強めに締めましょう。
あまり強く締めすぎるとねじ切れて壊れてしまうので程々にしてください。
完成!
PCのモニター台が完成しました!
ジャコビーンで塗装した木の質感と黒いアイアンパーツがおしゃれです。
まとめ
DIYで簡単におしゃれな自作のモニター台を作ることができました。
お好みでサイズや棚の数も調整できるのでこだわりのある方におすすめです。
皆さんも是非試して見てください。
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