こんにちは！
アディダス「スタンスミス」といえば言わずと知れた定番のスニーカーです。程よい軽さとグリップ感を備えているため履き心地も抜群。ホワイトが基調のモデルはオンオフ問わず活躍する優秀さです。
その分履きすぎて、気がつくと汚れが目立ってきちゃうんですよね。
白いスニーカーは汚れが目立つため、洗うのが難しいと思われがちですが、筆者の経験上、洗い方や道具さえしっかりと理解していれば汚れも簡単に落とすことが可能です！
今回は筆者がアディダス「スタンスミス」を洗う時のやり方と道具をご紹介します！
- 汚れてしまった白いスニーカーをきれいに洗いたい
- スニーカーを洗うときにどんな道具を使えばいいか分からない
- スニーカーが汚れないよう予防する方法を知りたい
- 大切なスニーカーをしっかりメンテナンスしたい
自宅でスニーカーを手入れをするのは、時間もお金もかかるし面倒…という方におすすめなのが靴クリーニングの専門店『Kutoon Wash（クトゥーンウォッシュ）』です。
LINEでスニーカーの状態の写真を送るとクリーニングでキレイになるか、どんなオプションが最適か教えてもらえるので安心です。納期も短いのでキレイになったスニーカーがすぐに返送されてくるのも◎です！
Contents
今回汚れを落とすスニーカー：アディダス「スタンスミス」
80年代に登場したスタンスミススニーカーのオリジナルモデルのプロポーションと素材を反映し、レジェンドの草創期にオマージュを捧げる一足。贅沢なレザーアッパーを採用し、ディテールとシルエットで洗練された雰囲気に仕上げている。もちろん、配色はクラシックなスタンスミスと同じもの。シュータンラベルにスタンの顔のイラストをあしらっている。
【アディダス公式通販】スタンスミス 80s / Stan Smith 80s [FZ5597]｜オリジナルス スニーカー｜adidas オンラインショップ
プロテニスプレーヤー「スタンスミス」氏の名を冠してアディダスから1971年に発売されたシグネイチャーモデルで、今なお世界中で愛される王道スニーカーです。
今回洗うスタンスミスは2020年購入の本革のモデルです。
本革のスタンスミスは2021年にサステナブルの観点から一度販売終了して、リサイクル素材の合皮に変更されました。
ただ、何故か2023年に「スタンスミス Lux」の名前で本革のモデルが復活しているんですよね。サステナブルはどうしたのか…
まずはビフォーアフターを確認
まずは汚れてしまったアディダス「スタンスミス」を洗う前と後のビフォーアフターで紹介します。
汚れが目立っていたスタンスミスですが、かなりきれいになりました。
大きな汚れもなくなり、靴紐の黄ばみなどもしっかり落ちています。
スニーカーの汚れを確認
では今回洗うスタンスミスの汚れを見ていきましょう。
まずはつま先の部分です。
ソール全体に泥のような汚れとつま先に大きな汚れがあります。落ちにくそうな汚れですがしっかり落ちます。
次に横、かかと部分を見てみましょう。
ソール全体や白い革の部分に黒ずみのような汚れが多く見られます。
次に靴底を見てみます。
靴底はかなり汚れていますね。頻繁に洗う必要はないとは思いますが、気になったら洗ってもいいと思います。
それでは洗い方を見て行きましょう。
今回使用する道具
大切なスニーカーをきれいにするなら道具が大事です。
今まで筆者が色々試してきた中で使っていて失敗することが少なく使い勝手が良かったアイテムを紹介します！
ジェイソンマークのシュークリーナー
スニーカーシャンプーとも呼ばれるスニーカー用の洗剤です。
似たような洗剤は色々ありますが個人的にはジェイソンマークが1番使い勝手が良いので気に入っています。
本当に汚れがよく落ちるんです！
少々お値段はお高いのですが、長持ちするのでコスパは良いアイテムです。
使い捨てのクリーナーや追加のブラシがついたコンプリートセットもあります
スターターセットには防水スプレーなどが入っています
ジェイソンマークの洗剤については下記の記事でも詳しく紹介しています。
ソールの汚れをこそげ落とす！スニーカークリーナー
アウトソールの汚れを落とす消しゴムのようなクリーナーです。
スニーカー用をひとつ持っておくと重宝しますよ！
種類は色々ありますがフィーリングで選んでみてもOK
頑固な汚れなどに強い！M.モゥブレイ「ステインリムーバー」
こだわりたい人におすすめの汚れ落とし。革靴用の水性洗剤で合成皮革でも使えます。
ピンポイントで除去したい頑固な汚れがある場合や、アウトソールの小さな溝に入った汚れを落とす際などに大活躍します。
こちらもひとつ持っておくと重宝します。
古布（タオルでも可）
靴についた洗剤や水分を拭き取る布です。
古布とは言ったものの、なるべく汚れていないものが好ましいでしょう。
風呂桶
ぬるま湯を用意したり、紐を漬け置き洗いするために使います。
今回の用途ではそんなに大きいサイズのものは不要ですが、靴がすっぽり収まる桶があると便利です。
今回は一般的な小さめの桶でも充分です。
革の表面に栄養を与える！デリケートクリーム
革を保湿して劣化によるひび割れなどを防ぐクリームです。
ヒビやシワを完全に防ぐということはなかなか難しいのですが、素材の表面を最適な状態で保つためにもおすすめです。
こちらは皮革製品全般に使用できるので革製のバッグや財布などの保湿も可能です
スニーカー用の防水スプレー
仕上げに防水スプレーでスニーカーをコーディングするのがおすすめです。
撥水効果もありますが、汚れを防止する効果も期待できます。一度の使用で１ヶ月くらい持続します。
大切なスニーカーをきれいな状態で維持するなら必須のアイテムです。
各社それぞれ防水スプレーが出ていてどれにするか悩ましいところ。フィーリングで選んでもOKです。
スニーカー用以外の防水スプレーを使用するとスニーカーがびちゃびちゃになってしまうことも…
絶対にスニーカー用を選んでください。
アディダス「スタンスミス」の汚れを落とす手順
靴紐をほどく
まずはスタンスミスの靴紐をほどきます。
靴紐はほどいてみると汚れが目立ちますね。汚れた靴紐は「オキシクリーンホワイトリバイブ」を使って「オキシ漬け」で漂白。「エネロクリーン」という石鹸を使って洗濯します。
靴紐の洗い方はこちらからどうぞ！
靴紐のつけ置き時間に1、2時間かかるのでその間にスニーカーを洗います。
インソールを交換するなら取り外す
汗染みが定着して汚れたインソールをきれいにするのは難しいので、筆者はある程度汚れたら交換します。
インソールを取り外してみると純正のインソールがペラペラすぎることに驚くと思います。
なので大抵の別売りインソールの方が機能が良いので、さらに驚きます。
ちなみに交換するインソールはスニーカーと同じメーカーにこだわらなくてもOK！
ニューバランスやドクターショールなど、好みに合わせて選べます。履き心地がかなり良くなるのでおすすめです！
スタンスミスのインソールを交換してみた記事はこちら
ニューバランスのインソール3種類の比較です！
インソールをそれぞれ個別に試してみた記事はこちら
スニーカー全体をブラッシングする
柔らかいブラシでスニーカー全体をブラッシングしてゴミや汚れを落とします。
この時、靴の中に砂や砂利などのゴミがたまっているのでかき出しましょう。
洗剤を用意する
スニーカー用の洗剤で筆者のおすすめはジェイソンマーク「プレミアムシュークリーナー」です。布、合皮、本革、スエードなど、様々な素材に使用できるスニーカー用の洗剤です。洗浄力も強力で、香りも良いです。
一本で繰り返し使えるので、コスパも良いと思います。
もちろんスタンスミスにも対応しています！
ぬるま湯を張った風呂桶とジェイソンマーク「シューケアキット」に含まれる「スタンダードシュークリーニングブラシ」と「プレミアムシュークリーナー」を用意します。
靴底の汚れが気になる場合
スニーカーの靴底の汚れもある程度落とすことが可能です。
「スーパーソニックスクラバー」という電動歯ブラシのようなブラシを使います。
先端のブラシが高速回転して汚れをかき出してくれます。
洗剤（「プレミアムシュークリーナー」）をブラシの先端につけます。
靴底に「ウタマロ石鹸」や「エネロクリーン」のような石鹸を塗り込んでおいても汚れがよく取れます。
スイッチを入れたら電動歯ブラシで歯を磨くように靴底をゆっくり磨いていきます。
洗剤をブラシに染み込ませる
ジェイソンマーク「スタンダードシュークリーニングブラシ」を軽くぬるま湯に浸して、上からプレミアムシュークリーナーを数滴垂らします。
泡立てば汚れは浮かして取れるので洗剤の量は少量でも構いません。
泡立たせる作業が面倒な方は泡タイプのクリーナーもおすすめです
泡立たせながらブラッシング
スタンスミスの汚れている箇所をブラシを泡立たせながら回すように軽くシャカシャカと磨いていきます。
外側、内側、前、後ろ、タン…満遍なく磨いていくうちにだんだん汚れが取れてくるのがわかります。
泡や水分には汚れが付着しているので、タオルで適宜拭きとります。
ステインリムーバーで頑固な汚れの除去
プレミアムシュークリーナーを使っても汚れが落ちない箇所がどうしても出てくるきます。
その場合はM.モゥブレイ「ステインリムーバー」を使って除去します。
つま先についた汚れ
古布にM.モゥブレイ「ステインリムーバー」を染み込ませて、汚れた箇所をゴシゴシ拭き取ります。
きれいになりました！
シューホール付近の黒ずみ
シューホール付近の黒ずみもM.モゥブレイ「ステインリムーバー」でゴシゴシ拭き取ります。
ソール横の汚れ
アディダス「スタンスミス」のソールはデコボコしているため、汚れが落ちにくいんですよね。そんな時もM.モゥブレイ「ステインリムーバー」を使います。（大まかな汚れはシュークリーナーの工程で落としています）
きれいになりました！
洗ったスニーカーを自然乾燥
洗い終わったら風通しのいい場所で陰干しします。
最小限の水で洗い、拭き取りをよくやっていたのでスニーカーはそこまで濡れていないはずです。
つい日向で干したくなってしまいますが、日向で乾燥すると紫外線によって靴が傷んだり黄ばみの原因になったりします。
よく乾くまで風通しのいい場所で陰干ししましょう。
仕上げ作業
洗ったスタンスミスの乾燥が終わりました。次は仕上げの工程にはいります。
スニーカークリーナーでスタンスミスのアウトソールの汚れを落とす
洗ったスタンスミスの乾燥が終わったら次はアウトソールの汚れを落とします。
消しゴムのようなスニーカークリーナーを利用してアウトソールをきれいにしていきます。
根気よくゴシゴシやっていると段々きれいになります。
モゥブレイ「デリケートクリーム」を使って革を保湿する
革製品にとって乾燥は大敵です。乾燥からくる革の劣化によるひび割れなどは保湿クリームで防ぎましょう。
ヒビやシワを完全に防ぐということはなかなか難しいのですが、素材の表面を最適な状態で保つためにもM.モゥブレイ「デリケートクリーム」がおすすめです。
こちらは皮革製品全般に使用できるのでお手持ちの革製のバッグや財布などの保湿もできます。
使い方は簡単。M.モゥブレイ「デリケートクリーム」を布に浸します。
次にクリームのついた布をスニーカーの革の部分に軽く回すように塗り込み保湿します。
クリームはしっかり伸ばしてスニーカーの皮革部分全体に行き渡らせます。
最後に防水スプレーでスニーカーをコーティング！
絶対忘れちゃいけないのが防水スプレーです。
スニーカーの表面に水や汚れを防止する膜を作ります。
しっかり防水スプレーを使用しているとケチャップも弾くほどの強力なコーティングになります。
話題の防水スプレーを試してみた記事です
防水スプレーは各社様々なものが販売されています
靴紐を結んだら完成！
洗い終わった靴紐を結んだら完成です！全体的にかなりきれいになったんじゃないでしょうか。
それぞれビフォーアフターで見比べてます。
全体的な汚れがなくなりました。靴紐がかなり白くきれいになったので見栄えが全然違います。
また、ソールの汚れも無くなったので印象が変わって見えます。
つま先に大きく残っていた汚れはM.モゥブレイ「ステインリムーバー」で消えました。
ソールの汚れが全体的にきれいになりました。アディダスのマークの汚れもM.モゥブレイ「ステインリムーバー」で除去しています。
靴底はどうしても汚れる部分なのであまりこだわる必要もないと思いますが、これくらいまではきれいになります。
その他のメンテナンス
シューキーパーで履きシワやひび割れ対策もおすすめ
シワだらけのスタンスミスはやっぱりかっこ悪いです。大切なスニーカーを型崩れ少なく保管しておきたい場合はシューキーパーがおすすめです。
履きシワを伸ばしてくれたり、ひび割れを防止できます。さらに消臭効果もあるのでおすすめです
以下の記事ではエアフォースワンでシューキーパー を試してみました
大事なスニーカーを下駄箱で保管するのはNG！シューズボックスがおすすめ！
スニーカーをしっかり保管するならシューズボックスがおすすめです。
下駄箱には湿気が多いのでスニーカーを保管することに適した環境とは言えません。カビが発生したりします。
下記の記事で紹介しているシューズボックスは筆者も利用していますがコスパが良いのでおすすめです。
スタンスミの洗い方でよくある質問と回答
スタンスミスの寿命はどれくらいですか？
毎日ハードに履いた場合は1年〜2年程度。（状況によっては半年ほどの場合も）
週1、2回程度履いてこまめに洗っている場合は5年以上履けると思います。
定期的なクリーニング、定期的な防水スプレーでのコーティング、クリームによる保湿が重要だと筆者は考えています。
スタンスミスのシミの落とし方は？
洗濯しても落ちない油汚れのようなシミの場合は下記の記事で紹介している方法で除去できます。
なぜスニーカーは水洗いしてはいけないのですか？
まず、スニーカーのソールに使用されているポリウレタンという素材は水と化学反応を起こし「加水分解」と言われる劣化が起こります。これは空気中に含まれる水分でも常に進行しているもので、スニーカーには避けられない寿命となる劣化です。
この「加水分解」を少しでも遅らせるために水洗いは最小限にすることが無難です。
また、スニーカーを作るために様々な箇所に接着剤が使われています。この接着剤が水によって溶けてしまうこともあるため、水洗いは最小限にすることが無難です。
スタンスミスの中敷きは取れないのですか？
スタンスミスの中敷きは取れます！
スニーカーの中敷きは両面テープのような接着剤で接着されているため、ドライヤーなどで熱を加えると取れます。詳しくは下記の記事で行っている工程を参考にしてください。
スニーカーの中敷きが取れたらインソール交換がおすすめです。
下記の記事ではニューバランスのインソールをスタンスミスで試しています！
スニーカーを洗うのが面倒な場合
自宅でスニーカーを手入れをするのは、時間もお金もかかるし面倒…という方におすすめなのが靴クリーニングの専門店『Kutoon Wash（クトゥーンウォッシュ）』です。
LINEでスニーカーの状態の写真を送るとクリーニングでキレイになるか、どんなオプションが最適か教えてもらえるので安心です。納期も短いのでキレイになったスニーカーがすぐに返送されてくるのも◎です！
まとめ
スタンスミスはやはり白い状態で保ってこそかっこいい靴です！
道具とやり方さえ気をつければ白い靴でもかなり綺麗になります！
また、日頃のメンテナンスや洗った後の一手間でもきれいな状態を長く維持できますよ！
皆さんもぜひ試してみてください。
スタンスミスの靴紐の洗い方
スタンスミスのインソール交換
スニーカーの洗い方をお悩み別でまとめました！
スニーカーの洗い方に関連する記事はこちら
スニーカーのメンテナンスに関連する記事はこちら
スニーカーのインソールに関連する記事はこちら
