スエードの洗い方ってなんだか難しそう…
New Balance(ニューバランス)でよくあるスエードのスニーカーってどう洗えばいいか分からない…そんな方多いんじゃないでしょうか。
下手に洗うとシミになってしまったり、シワになってしまったり、不安になりますよね。
ですが本当はすごくシンプルです!道具さえ揃えれば簡単に洗うことができます。
そしてポイントは洗った後に毛並みを整える工程です!
この記事の簡単なまとめ
- スエード対応の道具を使う
- スエードの毛並みを整える
- スエードの保湿をする
- 仕上げの防水スプレー
Contents
今回洗うスニーカー:New Balance 「MS574 Deconstructed」
New Balance(ニューバランス)原宿とオンライン限定で2018年に発売されたスニーカーです。黒いスエード素材にネオンカラーのブルーとピンクの差し色が効いています。左右の靴で後ろの紐のカラーが違うのもおしゃれです。
2018年発売ということは購入してから4年近くになります。
そこそこ履いているのでかなりへたってきています。スエードの毛並みもシワなどで白っぽくなってきましたが、今回洗っていきます。
使用する道具
スエードは起毛立った独特な素材なのでしっかり対応している道具を使いましょう。今回は僕が使ってみた道具をご紹介します。
ジェイソンマーク「シューケア キット」
スニーカーシャンプーとも呼ばれるスニーカー用の洗剤です。
こちらの洗剤はスエードでも使用可能!守備範囲が本当に広いです。スエードでもふんわり仕上がります。
使い捨てのクリーナーや追加のブラシがついたプレミアムキットもあります
スターターセットだと防水スプレーなども入っています
M.モゥブレィ「スエード&ヌバック用ブラシ」
表と裏で異なる素材で2WAY使えるスエード用のブラシです。
表面はソフトなスポンジタイプ、裏面はハードな生ゴムタイプでスエードの毛並みを整えつつ様々なゴミを取り除きます。
ダスコ「スエード ケア セット真鍮ブラシ スプレー」
スエード、ヌバック、ムートンなどの起毛素材に使えるスプレーとブラシのセットです。無色タイプで色を選びません。
こちらのスプレーで驚きなのがスエードの栄養を与える保湿効果と防水効果のどちらも含まれているものです。別々に用意することもできますが、お買い得です。
そしてさらに驚きなのが真鍮でできた起毛素材に使えるブラシもついてきます。前述のM.モゥブレイ「スエード&ヌバック用ブラシ」より硬めのものなので気分で使い分け可能です。防水・栄養スプレーと真鍮ブラシのセットでこの値段、安すぎません…?
スニーカークリーナー
アウトソールの汚れを落とす消しゴムのようなクリーナーです。スニーカー用をひとつ持っておくと重宝しますよ!
M.モゥブレイ「ステインリムーバー」
こだわりたい人におすすめの汚れ落としです。革靴用の水性洗剤です。
今回はアウトソールの小さな溝に入った汚れを落とす作業で大活躍します。こちらもひとつ持っておくと重宝します。
コロンブス「スエードラブラブクリーナー」
起毛素材用のクリーナーです。消しゴムタイプのものと同じように使用しますがこちらはスエードの表面に使います。
豚毛のブラシ
ほこりや簡単な泥を落とす作業やクリーナーの消しカス落としまで何かと重宝します。
日常的な簡易クリーニングとしてブラッシングに使うのもおすすめです。
スエードのスニーカーの洗い方
アッパーを洗う
靴紐をほどく
まずは靴紐をほどきます。
靴紐を解くとスエード面にシワのような白い線が目立ちますね。
この白さがどこまで取れるかが今回のポイントになりそうな予感がします。
ぬるま湯を用意してブラシをなじませる
ジェイソンマーク「シューケアキット」と桶にぬるま湯を用意します。水よりもぬるま湯の方が汚れがよく落ちて素材が傷まないそうです。
ジェイソンマーク「スタンダードシュークリーニングブラシ」をぬるま湯に浸して水分を含ませます。洗剤を泡立たせるための水分なのでなるべく水は切ります。スニーカー水分はなるべくNGなので最小限に抑えましょう。
洗剤をブラシに馴染ませる
ジェイソンマーク「スタンダードシュークリーニングブラシ」の上からジェイソンマーク「プレミアムシュークリーナー」を数滴垂らします。泡立てば汚れは浮かして取れるのでソリューションの量は最低限の量で構いません。
泡立たせながらブラッシング
シャカシャカと泡立てながら軽く回すようにブラッシングしていきます。
あまりゴシゴシやらずに軽めで大丈夫です。汚れのある場所にピンポイントで当てることを意識しましょう。
水分を拭き取る
水分はスニーカーにとって良くないのですぐに泡ごと拭き取りましょう。
ブラッシングと拭き取りの工程は汚れの落ち具合によって2、3度行っても構いません。
自然乾燥する
水分を拭き取ったら汚れの落ち具合を確認して、外の空気で自然乾燥させます。この時日陰に置いて陰干しにしてください。
アウトソールの汚れを落とす
スニーカーが乾いたらアウトソールの汚れを落とします。やり方がふたつあるのでソールにあわせて選んでください。
スニーカー消しゴムを使う
スニーカー用の消しゴムで汚れを消していきます。根気よくゴシゴシとやっていると汚れが落ちていきます。
アウトソールを削るように汚れを落としていくのでソールの減りなどが気になる人やスニーカー消しゴムの届かない細かい汚れが気になる人はM.モゥブレイ「ステインリムーバー」を使うといいでしょう。
ステインリムーバーを使う
汚れ落とし専用の洗剤を使います。
あまり汚れていない古布にM.モゥブレイ「ステインリムーバー」を染み込ませてアウトソールに擦り付けます。洗剤によってみるみる汚れが消えていきます。水分はすぐに拭き取りましょう。
こちらのいいところは洗剤が少しでも染み込めば汚れが落ちるので、ソールに模様がついていたり、消しゴムでは入らない複雑な部分などを綺麗にしたい時に使えます。今回はソール側面がダイヤ柄みたいになっていたのでスニーカー消しゴムが届かず、M.モゥブレイ「ステインリムーバー」が効きました。
スエードの仕上げ
ここからがスエード専用の工程になります。
スエード用真鍮ブラシで更に汚れを落とす
次にスエード用真鍮ブラシでブラッシングします。手首のスナップを少しきかせて様々な方向からスエードの毛を立てるように磨きます。汚れを落としつつ、次第に毛並みがよくなっていきます。
「ホコリ落としブラシ」でブラッシングして汚れを落とす
M.モゥブレィ「スエード&ヌバック用ホコリ落としブラシ」を使って毛並みを整えます。
まずは天然発砲ゴムの面でスナップを効かせて様々な方向からブラッシングします。これで汚れを落としつつ毛並みを整えていきます。
強い汚れがある場合は硬めの生ゴムの面を使ってブラッシングします。
それでも取れない汚れがある場合はスエード用の消しゴムを使ってみます。こちらは汚れの部分にゴシゴシすればOKです。
栄養&防水スプレーを吹きかける
次にスエードに栄養を与えつつ防水効果もあるスプレーを使います。
今回は着色なしのものを選びましたが、色付きのものもあります。黒などのスエードで新品のような黒みを取り戻したい場合はそちらを試してもいいかもしれません。(色味が分からないので大事なスニーカーの前に一度何かで試してみるのをおすすめします)
2、30cm離れたところから吹きかけます。サイドにも吹きかけて靴全体をコーティングしましょう。
自然乾燥する
20分ほど外で自然乾燥させます。今回も陰干しで大丈夫です。
防水スプレーの工程は一度乾かした後にもう一度やると二重でコーディングされて汚れに強くなるのでおすすめです。
最後に再度スエード用ブラシで毛並みを整える
真鍮ブラシのサイドについているゴムブラシで毛並みを整えます。同じ方向に向かって整えることを意識してください。だんだん毛並みが揃ってきて、全体的な見た目もきれいになってくるはずです。
お好みで真鍮ブラシやM.モゥブレィ「スエード&ヌバック用ホコリ落としブラシ」で再度ブラッシングしてもOKです。
完成
毛並みが整ってくると見た目もきれいになってきますね。スエードに栄養も与えて防水にもなっています。これでまだまだ履けそうです!
アウトソールの汚れもきれいに落ちました。模様の部分が細かい溝に汚れがたまっていましたが、M.モゥブレイ「ステインリムーバー」のおかげできれいになりました。
つま先の部分はスエード用のブラシで毛並みを整えてスプレーで栄養を与えるとシワなどもなくなり毛並みもよくなりました。
シューキーパー を使うことでシワは防止できる
スニーカーを履いた後にはシューキーパーを使って保管することでシワを防止しながら履くことができます。
筆者も最近使い始めましたが、スニーカーの状態がかなり良くなります。オススメです。
エアフォースワンでシューキーパーを試してみました
まとめ
複雑そうなスエードのクリーニングも道具をしっかり揃えて、きちんとした手順を踏むことで、かなりきれいにできます!
皆さんも是非試してみてくださいね〜!
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