子供の扱いも酷かったりするのである日突然動かなくなってしまうプラレール。
壊れて走らなくなっていたプラレールを修理するやり方を4回の記事でお届けします。
今回は第1回。まずは電池を入れても動かなくなったプラレールを点検して故障の原因を探っていきます。
プラレールには故障しやすい箇所があるのでみていくと大体わかります。
故障箇所を特定したら修理する内容を決めて、次回以降の回で修理していきます。
シリーズの続きはこちら
- プラレールが動かなくなった原因を探します。
- 故障しがちな箇所を一箇所ずつ確認していくと分かってきます。
Contents
今回修理するプラレール
今回修理するプラレールは「スーパービュー踊り子」(旧塗装)です。
電池は単2の少し古い型です。
二階建てのデザインが渋くてかっこいいです。
電池を入れても全く動かないということで友人から譲り受けました。
今回はこちらの車両を修理したいと思います。
動かなくなったプラレールの故障箇所の確認
まずは順を追ってプラレールの車体を点検。
故障箇所を確認して修理が必要な部分を特定していきます。
まずは新品の電池を入れて動くかチェックします。
意外にありがちなのが
電池切れしているだけなのに故障と勘違いしているパターンです。
電池切れの電池で動かない状態と判断されていることがよくあります。
電池と金具の接触する位置を変えてみると動くなんていうケースもあります。色々試してみましょう。
今回は単2タイプのスペーサーをかました新品の単3電池を入れて試しました。
新品の電池を入れてスイッチをONにしましたがやはり動かないようです。
新品の電池でも動かないのでプラレール自体が故障しているようです
電池周りの金具に電池の液漏れや錆が発生していると動かなくなる場合が多いです。
今回動かなくなったプラレールをよく見てみましたが液漏れや錆などは見られませんでした。
もし錆びていた場合はこちらの記事のやり方で直してみてください
プラレールのシャーシからギアボックスを取り出して中身の状態を確認します。
プラレールのシャーシ背面のネジをドライバーで回し外すとギアボックスが取り出せます。
本来ギアボックスの上部には接着剤で取り付けられている蓋がしてあります。
この蓋はペリッと剥がすことができるのですが、蓋自体はプラレールの動作には何の影響もありません。
おそらくメーカー修理の際に改造されているか確認する為に閉じられているものかと思います。
今回はその蓋がなかったので、過去に誰かがギアボックスを開けたことのある車両のようです。
ギアボックスを点検してみると、モーターを接続する部分のハンダ付けが片方されていないようです。
ここが原因でプラレールが走らなくなった可能性はかなり高そうです。
おそらく半田付けを行えば、通電して走り出すでしょう。
今回は折角なのでモーターを新しいものに交換しようと思います。
半田ごてを使うので難しく感じますが、筆者も中学校の技術教科以来の半田ごてスキルで修理できました。
下記の記事で詳しくやり方を説明しています
次に車輪やタイヤの状態を確認します。
車軸についているピニオンギアが割れていると動力が伝わらず動かなくなります。
よくチェックしましょう。
今回のプラレールでは車軸のピニオンギアのギア割れはしていないようでした。
ただピニオンギアも古そうなので念の為交換します。
あとは車軸にほこりや毛のようなものが巻きついているのでつまようじで取り除きました。
ピニオンギアの交換するやり方については下記の記事で紹介しています。
ゴムタイヤも消耗品です。状態を見てみましょう。
今回のプラレールのタイヤは経年劣化でカチカチになっていました。
ゴムが固まりすぎていて力を入れても外れませんでした。
この劣化したゴムタイヤも交換してみます。
下記の記事で固まったゴムタイヤを交換する方法を紹介しています。
動かなくなったプラレールの故障箇所と修理内容
動かなくなったプラレールを点検した結果、故障内容と修理する内容は下記のとおりです。
- 経年劣化したゴムタイヤの交換
- 車軸のピニオンギアの交換
- プラレールのモーターを新品に交換
経年劣化したゴムタイヤの交換
劣化してカチカチに固まったゴムタイヤをどうにか外して、プラレール公式のスペアタイヤと交換します。
スペアのタイヤはおもちゃ屋などでも購入できますがAmazonでも購入可能です。
車軸のピニオンギアの交換
プラレールの車軸のピニオンギアは交換可能です。
プラレール公式のスペアピニオンギアは販売されていないのですが、代替品がAmazonで購入可能です。
ピニオンギアは車軸としっかりはまらないといけないので、穴の口径を車軸と合わせる作業が必要です。
下記の記事でピニオンギアの交換するやり方について紹介しています。
プラレールのモーターを新品に交換
最後にモーターを新品に交換します。
プラレールのモーターは「ミニ四駆」のモーターと互換性があります。
ミニ四駆用のモーターに載せ替えることで古いプラレールを延命させます。
半田ごてを使って取り付ける必要がありますが、中学校の技術の授業レベルの難易度なので簡単です。
下記の記事でモーターを交換するやり方について紹介しています。
まとめ
プラレールが動かなくなった際に故障しがちな箇所を順番に見ていくことで故障箇所が特定できます。
故障箇所を見極めて適切に対処すれば動かなくなったプラレールも修理できます。
第2回 劣化してしまったゴムタイヤを新しいタイヤと交換します
第3回 割れてしまったギヤを新しいものと交換します!
第4回 モーターを新しいものに交換します!
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