TP-Link Archer BE700レビュー|So-net光10ギガでWi-Fi 7・MLOを実測【最大2.5Gbps】

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TP-Link Archer BE700レビュー|So-net光10ギガでWi-Fi 7・MLOを実測【最大2.5Gbps】

So-net 光10ギガへ乗り換えたのをきっかけに、TP-LinkのWi-Fi 7ルーター「Archer BE700」を購入しました。

それまで使っていたのはWi-Fi 6対応の「Archer AX55」です。普段使いでは大きな不満はありませんでしたが、10ギガ回線へ変更してもAX55では宅内側がボトルネックになるため、10G WANとWi-Fi 7に対応したBE700へ交換しました。

実際にiPhone 17 Proで測定したところ、1階では最大2.5Gbps、2階の仕事部屋でも最大960Mbpsを記録。3回平均では、1階のMLOが約2.07Gbps、2階の6GHzが約790Mbpsでした。

実際に購入したTP-Link Archer BE700本体
今回購入したTP-Link Archer BE700です。
Archer BE700を使った結論
  • 我が家ではWi-Fiでも1Gbpsを超える速度を確認できた
  • 1階ではMLOで平均約2.07Gbps、最大2.5Gbpsを記録
  • 2階でも6GHzで平均約790Mbpsまで出た
  • 5GHz・6GHz・MLOのどれが最速かは場所や測定ごとに変わった
  • 10ギガ回線を活かすにはルーターだけでなく端末やLANケーブルも重要だった

10ギガ回線を契約していて、Wi-Fi側も含めて高速化したい場合には魅力的なルーターだと感じています。一方、現在の1ギガ回線やWi-Fi環境で困っていないなら、BE700へ急いで交換する必要はないと思います。

この記事に掲載している通信速度は我が家でFAST.comを使って測定した実測値です。ルーター・端末・回線・時間帯・電波状況などによって結果は変わります。

Archer BE700を購入した理由

BE700を購入した最大の理由は、自宅のインターネット回線をSo-net 光10ギガへ変更したことです。

以前から使っていたArcher AX55はWi-Fi 6ルーターで、有線側もギガビットWANです。10ギガ回線を契約しても、AX55を経由する構成では10ギガ回線を活かし切ることはできません。

そこで今回は、10G WAN・Wi-Fi 7・6GHz・MLOを利用できるBE700へ交換することにしました。

TP-Link Archer BE700のパッケージ
Archer BE700のパッケージです。

TP-LinkのWi-Fi 7ルーターはBE700以外にも複数あるため、購入前には現行モデルを比較しました。その中から、今回の10ギガ回線環境で使うルーターとしてBE700を選んでいます。

TP-LinkのWi-Fi 7ルーター全体から選びたい方はこちらの記事も参考にしてください。

Archer BE700本体をチェック

まずは実際に購入したBE700本体を見ていきます。

So-net光10ギガで使用しているONUとTP-Link Archer BE700を並べた状態
So-net 光10ギガで使用しているONUとBE700を並べた状態です。

我が家では1階にONUとBE700を設置しています。ここから1階だけでなく、普段パソコンを使っている2階の仕事部屋までWi-Fiを飛ばしています。

前面には操作ボタンを配置

TP-Link Archer BE700前面の操作ボタン
BE700前面のボタン部分です。

前面側には操作用のボタンがまとまっています。普段頻繁に触る部分ではありませんが、本体の状態を確認したり設定時に操作したりしやすい位置です。

背面ポートからONUへ接続

TP-Link Archer BE700背面のLANポートとWANポート
BE700背面のポート部分です。

So-net 光10ギガのONUからBE700へ接続する際は、付属していたCAT6Aケーブルを使いました。

AX55を使っていたときはONU〜ルーター間にCAT5eケーブルを使っていたため、今回の交換ではルーターだけでなくLANケーブル側の条件も変わっています。

このため、後述するAX55とBE700の速度差をすべて「ルーターだけの性能差」とは考えていません。宅内ネットワーク環境をまとめて変更した前後の実測結果として比較しています。

So-net光10ギガでArcher BE700を使用

BE700はSo-net 光10ギガへ接続して使用しています。インターネット接続タイプは「v6プラス」で設定しました。

今回の記事では設定方法そのものよりも、実際にBE700へ交換してWi-Fi速度がどう変わったかを中心に紹介します。

So-net 光10ギガ側の実測結果や、10ギガ回線を活かすために必要だった環境についてはこちらの記事で詳しくまとめています。

Archer AX55からBE700へ交換する前の速度

まず、BE700へ交換する前のArcher AX55の結果です。

Archer AX55でSo-net光10ギガを2階の仕事部屋から測定した結果
Archer AX55を使っていたときの2階仕事部屋での実測結果です。

So-net 光10ギガへ乗り換えた当初、AX55で測定した2階仕事部屋では下り120〜170Mbpsでした。

もちろん普段のWeb閲覧や動画視聴で困るような速度ではありません。ただ、「せっかく10ギガ回線へ変更したので、対応ルーターではどこまで変わるのか試してみたい」というのがBE700を購入した大きな理由でした。

AX55をNURO光で使い始めた経緯についてはこちらの記事で紹介しています。

BE700を1階で実測|最大2.5Gbpsを記録

BE700へ交換後、iPhone 17 Proを使って、ルーターを設置している1階で5GHz・6GHz・MLOをそれぞれ3回ずつ測りました。

Archer BE700を1階で5GHz・6GHz・MLOそれぞれ3回ずつ測定した結果
1階で5GHz・6GHz・MLOをそれぞれ3回測定した結果です。
スクロールできます
接続下り3回下り平均上り平均
5GHz1.9/1.7/1.9Gbps約1.83Gbps約1.06Gbps
6GHz2.4/1.8/0.97Gbps約1.72Gbps約1.20Gbps
MLO1.9/1.8/2.5Gbps約2.07Gbps約1.17Gbps
Archer BE700・iPhone 17 Pro・1階でFAST.comを使って3回ずつ測定

最も平均値が高かったのはMLOで、下り平均約2.07Gbps。3回目には最大2.5Gbpsまで出ました。

5GHzでも平均約1.83Gbpsを記録しており、「Wi-Fiで1Gbpsを超えられるのか」という点では、我が家でははっきり確認できました。

一方、6GHzは2.4Gbps出た測定がある反面、970Mbpsまで下がった回もあります。Wi-Fiなので、同じ場所で測っても結果には幅がありました。

2階の仕事部屋でもBE700を実測

次はBE700を1階に置いたまま、普段パソコンを使っている2階の仕事部屋へ移動して測定しました。

1階にArcher BE700を設置して2階仕事部屋から5GHz・6GHz・MLOを測定した結果
1階にBE700を置き、2階の仕事部屋から測定した結果です。
スクロールできます
接続下り3回下り平均上り平均
5GHz760/650/380Mbps約597Mbps約397Mbps
6GHz670/870/830Mbps約790Mbps約317Mbps
MLO960/610/740Mbps約770Mbps約257Mbps
Archer BE700・iPhone 17 Pro・2階仕事部屋でFAST.comを使って3回ずつ測定

2階では6GHzが平均約790Mbpsで最も高く、MLOも平均約770Mbpsでした。MLOでは最大960Mbpsを記録しています。

1階で記録した2Gbps前後からは速度が落ちますが、我が家では1階にルーターを置いたままでも、2階で数百Mbps台後半まで出ました。

AX55とBE700を同じiPhone 17 Proで比較

さらに比較用として、iPhone 17 Proを使ってAX55とBE700をそれぞれ3回測定しました。

iPhone 17 Proを使ったArcher AX55とArcher BE700のWi-Fi速度比較
同じiPhone 17 Proを使ってAX55とBE700を比較しました。
スクロールできます
測定場所AX55BE700BE700接続
1階平均110Mbps平均約2.07GbpsMLO
2階仕事部屋平均約113Mbps平均約790Mbps6GHz
iPhone 17 Proで取得した下り平均値を比較。BE700は各場所で最も平均値が高かった接続を掲載

1階ではAX55の平均110MbpsからBE700のMLO平均約2.07Gbpsへ、2階ではAX55の平均約113MbpsからBE700の6GHz平均約790Mbpsへ変化しました。

測定時刻・電波環境は完全に同一ではなく、BE700への交換時にはONU〜ルーター間のLANケーブルもCAT5eからCAT6Aへ変更しています。速度差をすべてBE700だけの効果とは断定できません。

それでも、10ギガ回線へ変更した我が家で実際に宅内ネットワークを更新した前後としては、かなり大きな差になりました。

5GHz・6GHz・MLOはどれを使うのが速かった?

今回の結果で面白かったのが、場所によって最も速い接続が変わったことです。

  • 1階:MLOが平均約2.07Gbpsで最速
  • 2階:6GHzが平均約790Mbpsで最速
  • 最大値:1階MLOで2.5Gbps

「Wi-Fi 7ならMLOを使えば常に最速」「6GHzなら必ず5GHzより速い」という結果ではありませんでした。

接続する場所や電波状況によって結果が変わるため、BE700導入後は実際に使う場所で速度を測ってみるのがよさそうです。

BE700では2階で中継機が不要になった

我が家では以前、2階のWi-Fi環境を改善するためTP-Linkの中継機「RE600X」を使っていました。

BE700導入後にも2階で中継機を使った状態を試しましたが、今回の測定では下り平均約310Mbps。一方、BE700へ直接接続した6GHzでは平均約790Mbpsでした。

我が家の2階仕事部屋では、BE700へ交換した後は中継機を使わない方が速い結果になりました。

もちろん家の広さや間取り、ルーターの設置場所によって結果は変わります。中継機そのものが不要という意味ではなく、高性能なルーターへ交換したことで、以前必要だった中継機が我が家では不要になったという結果です。

以前の中継機導入についてはこちらの記事で紹介しています。

Archer BE700を使って良かった点

Wi-Fiでも1Gbpsを超える速度を確認できた

一番分かりやすかった変化は速度です。

1階では5GHzでも平均約1.83Gbps、MLOでは平均約2.07Gbpsを記録しました。10ギガ回線へ変更した意味を、Wi-Fi側でも実感できる結果になりました。

1階だけでなく2階でも十分速かった

ルーターのすぐ近くだけ速くても、普段使う場所で遅ければ意味がありません。

我が家では1階にBE700を置き、2階の仕事部屋でも6GHz平均約790Mbps、MLO平均約770Mbpsを記録しました。

5GHz・6GHz・MLOを実際に使い分けられる

BE700へ交換したことで、従来の5GHzだけでなく6GHzやMLOも実際に試せるようになりました。

今回の測定では場所によって最速の方式が変わったので、スペック上の対応だけでなく、自宅で実際に比較できたこともBE700へ交換したメリットでした。

我が家では中継機を外せた

2階仕事部屋ではBE700へ直接接続した方が中継機経由より速かったため、現在の設置場所ではRE600Xを常用する必要がなくなりました。

Archer BE700で気になった点・注意点

MLOや6GHzが常に最速とは限らない

1階ではMLOが平均最速でしたが、2階では6GHzの平均値がMLOを上回りました。

また同じ6GHzでも、1階では2.4Gbpsから970Mbpsまで結果に幅があります。1回だけの速度測定で判断せず、数回測って確認した方がよいと感じました。

BE700へ替えるだけで全端末が高速になるわけではない

BE700がWi-Fi 7や6GHzへ対応していても、接続する端末側が対応していなければ同じ条件では利用できません。

10ギガ回線を活かしたい場合は、回線・ルーター・LANケーブル・接続端末までセットで考える必要があります。

初期設定後に一部サイトが開けないことがあった

初期設定後、一度だけiPhoneのWi-Fi接続で一部のWebサイトが開けない状態になりました。

IPv4はv6プラスで接続できており、IPv6もアドレスを取得していました。切り分け中にIPv6を一度OFFにして再びONへ戻した後、最終的には正常にアクセスできるようになっています。

改善した直接の原因までは特定できていません。現時点では再発していないため、再発した場合に改めて確認する予定です。

Archer BE700がおすすめな人

  • 10ギガ回線を契約していて宅内Wi-Fiも高速化したい人
  • Wi-Fi 7対応スマートフォンやPCを活かしたい人
  • 6GHzやMLOを実際に使いたい人
  • 1Gbpsを超えるWi-Fi環境を構築したい人
  • 現在のルーターが1Gbps WANで10ギガ回線のボトルネックになっている人

我が家のように「回線は10ギガにしたけれど、既存ルーターが1ギガ対応のまま」という場合には、BE700へ交換する意味を感じやすいと思います。

Archer BE700へ急いで買い替えなくてもよい人

一方、BE700がすべての家庭に必要だとは思いません。

  • 現在の1ギガ回線とWi-Fi速度で不満がない
  • Wi-Fi 7や6GHz対応端末を使う予定がない
  • Web閲覧や動画視聴が中心で現在の速度で十分
  • 10ギガ回線へ変更する予定がない

AX55でも日常利用には十分な速度が出ていました。BE700は「Wi-Fiが使えないから交換する」というより、10ギガ回線やWi-Fi 7対応端末まで含めてネットワーク環境を一段上げたい人向けだと感じます。

Archer BE700についてよくある疑問

Archer BE700で実際にどのくらい速度が出ましたか?

我が家のSo-net 光10ギガ環境では、iPhone 17 Proを使った1階のMLOで最大2.5Gbps、3回平均約2.07Gbpsでした。2階仕事部屋では6GHzが3回平均約790Mbpsでした。

5GHz・6GHz・MLOではどれが一番速いですか?

今回の測定では1階はMLO、2階は6GHzが平均最速でした。場所によって結果が変わったので、どれか1つが常に最速とは言えません。

Archer AX55からBE700へ交換する価値はありましたか?

So-net 光10ギガを利用している我が家では、交換後にWi-Fiで1Gbpsを超える速度を確認できたため、交換した意味は大きかったです。ただし1ギガ回線やWi-Fi 7非対応端末が中心の場合は、同じメリットを得られるとは限りません。

2階では中継機が必要ですか?

我が家の2階仕事部屋では、BE700へ直接接続した方がRE600Xを使った状態より高速でした。そのため現在の設置環境では中継機を常用していません。ただし間取りや設置場所によって結果は変わります。

10ギガ回線ならBE700に替えるだけで10Gbps出ますか?

10Gbpsは回線の最大通信速度で、Wi-Fiで常に10Gbps出るものではありません。またルーター以外にも接続端末やLANケーブルなどが実測値に影響します。今回の我が家のWi-Fi実測では最大2.5Gbpsでした。

まとめ|10ギガ回線をWi-Fiまで活かしたいならBE700は有力な選択肢

So-net 光10ギガへの乗り換えをきっかけに、Archer AX55からArcher BE700へ交換しました。

iPhone 17 Proで実測した結果、1階ではMLO平均約2.07Gbps・最大2.5Gbps、2階では6GHz平均約790Mbpsとなり、我が家ではWi-Fiでも1Gbpsを超える環境を作ることができました。

特に印象的だったのは、1階だけでなく2階仕事部屋でも十分な速度が出たことと、以前使っていた中継機を常用しなくてもよくなったことです。

一方、MLOや6GHzが常に最速になるわけではなく、10ギガ回線を活かすには接続端末やLANケーブルまで含めて環境を整える必要があります。

10ギガ回線を契約しているものの、1Gbps対応ルーターがボトルネックになっている人や、Wi-Fi 7対応端末を活かしたい人には、Archer BE700を検討する価値があると感じました。

BE700以外も含めてTP-LinkのWi-Fi 7ルーターを比較したい方はこちらをご覧ください。

So-net 光10ギガそのものの1階・2階実測についてはこちらの記事でまとめています。