2025年夏、我が家のインターネット回線をNURO光3ギガからSo-net 光10ギガへ乗り換えました。

せっかく10ギガ回線を契約したので、「実際の家ではどれくらい速度が出るのか?」を確認するため、戸建ての1階と2階でWi-Fi速度を測ってみました。
先に結果を書くと、現在使っているTP-Link「Archer AX55」のWi-Fi環境では、下り120〜170Mbps、上り150〜180Mbpsという結果でした。
「10ギガなのに遅くない?」と思う数字かもしれません。しかし今回の結果には、回線以外にルーターやWi-Fi接続といった条件も含まれています。
- 2階の仕事部屋では下り120〜170Mbpsだった
- 1階のONU・ルーター付近では下り130Mbpsだった
- 10ギガ契約でも、Wi-Fiでは契約速度そのものが出るわけではない
- 現在のArcher AX55はギガビットWANのため、10ギガ回線の最大性能を測れる構成ではない
- 10ギガ回線を活かすには、ルーターや端末側まで含めて環境を整える必要がある
So-net光10ギガを使っている我が家のネット環境

まず、今回の測定環境を整理します。
| 回線 | So-net 光10ギガ |
|---|---|
| 住宅 | 戸建て |
| ONU | NTTの10G-EPON系ONU |
| Wi-Fiルーター | TP-Link Archer AX55(JP)Ver.1.0 |
| Wi-Fi規格 | Wi-Fi 6 |
| ONU〜ルーター | サンワサプライ CAT7 LANケーブル 5m |
| 測定方法 | FAST.com/Wi-Fi接続 |
以前はNURO光3ギガを使っていましたが、2025年夏からSo-net 光10ギガを利用しています。
NURO光を使っていた当時も、戸建てのWi-Fi環境を改善するためArcher AX55を導入していました。
NURO光+Wi-Fi 6のルーターで実際に速度が変わったときの様子はこちらの記事で紹介しています。

Archer AX55では10ギガ回線の最大性能は測れない
ここは今回の実測結果を見るうえで、かなり重要なポイントです。
TP-Link公式仕様では、Archer AX55の有線ポートはギガビットWAN×1、ギガビットLAN×4です。

つまり、So-net 光10ギガを契約していても、現在のArcher AX55を経由する構成では10Gbpsクラスの通信速度をそのまま引き出せません。
今回の記事は「So-net 光10ギガの回線限界を測定した記事」ではなく、10ギガ回線を契約した我が家で、現在の一般的なWi-Fi 6ルーターを使うと実際にどのくらい出ているかを確認したものとして読んでください。
Archer AX55の仕様はTP-Link公式サイトでも確認できます。
So-net光10ギガを2階の仕事部屋で実測

まずは普段パソコンを使っている2階の仕事部屋で測定しました。
FAST.comで3回測った結果がこちらです。
| 測定 | 下り | 上り | レイテンシ |
|---|---|---|---|
| 1回目 | 170Mbps | 170Mbps | 8ms |
| 2回目 | 120Mbps | 180Mbps | 9ms |
| 3回目 | 160Mbps | 180Mbps | 8ms |
下りは120〜170Mbps、上りは170〜180Mbpsでした。

同じ場所で続けて測っても50Mbpsほど差が出ているので、Wi-Fiの速度は常に一定ではないことも分かります。
戸建ての2階でも電波環境の影響を受ける

我が家ではルーターを1階に設置し、2階の仕事部屋からWi-Fiを利用しています。
戸建てでは、階をまたいだWi-Fi接続が速度や安定性に影響することがあります。我が家でも以前から2階のWi-Fi環境を改善するため、中継機などを試してきました。
戸建ての2階までWi-Fiを届かせる方法はこちらの記事でも紹介しています。

1階のONU・ルーター付近でも測ってみた

次に、ONUとArcher AX55を設置している1階のルーター付近でもMacBookからWi-Fi速度を測りました。
| 測定場所 | 下り | 上り | レイテンシ |
|---|---|---|---|
| 1階・ルーター付近 | 130Mbps | 150Mbps | 8ms |
結果は下り130Mbps、上り150Mbpsでした。

今回の測定では、ルーターの近くに移動したからといって2階より必ず速くなる結果にはなりませんでした。
1階は1回のみの測定なので、この数字だけから場所による優劣や原因までは判断できません。時間帯やWi-Fiの状態を変えて測れば、違う結果になる可能性があります。
「10ギガなのに130〜170Mbps」はSo-net光が遅いということ?
今回の数字だけを見て、「So-net 光10ギガが遅い」と判断することはできません。
現在の測定はすべてWi-Fi経由で、さらにArcher AX55のWANポートは1Gbpsです。そのため、回線側に10ギガの余力があったとしても、現在の構成ではその性能をそのまま測れません。
So-net公式でも、最大通信速度は技術規格上の最大値であり、実際の通信速度は端末の仕様や利用環境、回線の混雑状況などによって低下する場合があると案内されています。
また、So-net 光10ギガでは「v6プラス」を利用し、対応する10ギガルーターが必要とされています。
サービス仕様や提供エリアなど最新情報はSo-net 光10ギガの公式案内も確認してください。
今回は10Gbps対応の有線接続では測っていない
もう一つ、今回の実測で明確にしておきたいのが有線10Gbpsの測定はしていないことです。
10GbEに対応したLANアダプターを現在持っていないため、パソコンを10Gbps対応機器へ直接つないで回線性能を測る検証は行っていません。

そのため、「So-net 光10ギガで最大何Gbps出るのか」を知りたい場合には、今回の測定だけでは答えを出せません。
一方で、一般家庭で実際にインターネットを使う場面ではWi-Fi接続も多いため、現在使っている機器のまま測った数字も一つの実例になると考えています。
10ギガ回線を活かすにはルーター側も重要
今回の測定で改めて分かったのは、回線だけ10ギガへ変更しても、宅内ネットワーク全体が自動的に10ギガになるわけではないということです。
少なくとも10ギガ回線の性能を検証するなら、ルーターのWAN/LANポート、Wi-Fi規格、接続するパソコンやスマートフォン、有線接続ならLANアダプターまで確認する必要があります。

我が家でも次はWi-Fi 7対応ルーターを使い、同じ場所で速度がどう変化するのか確認していく予定です。
10ギガ回線で使うTP-LinkのWi-Fi 7ルーターを検討している方は、現行モデルを比較したこちらの記事も参考にしてください。

So-net光10ギガが向いている人・急いで10ギガにしなくてもよい人
今回実際に使ってみて感じるのは、10ギガ回線を選ぶときは「10ギガという数字」だけで判断するより、自宅のネットワーク環境まで含めて考えることが大切だということです。
- 10Gbps対応ルーターやWi-Fi 7など宅内環境も整えたい人
- 大容量ファイルを扱うなど、回線速度を重視する用途がある人
- 複数の機器を同時に使う家庭で回線側に余裕を持たせたい人
- 今後10GbE対応機器を増やしていきたい人
- 現在の1ギガ回線で速度や安定性に不満がない人
- ルーターや端末が1Gbpsクラスのままで、今後も変更する予定がない人
- Web閲覧や動画視聴が中心で、現在の通信速度で困っていない人
少なくとも我が家の現在の構成を見る限り、「10ギガへ契約変更するだけでWi-Fi速度が10倍になる」と考えるのはおすすめしません。
回線と一緒に、ルーターや端末側の対応状況も確認しておくのがよさそうです。
So-net光10ギガについてよくある疑問
まとめ|So-net光10ギガは回線だけでなく宅内環境も一緒に考えたい
NURO光3ギガからSo-net 光10ギガへ乗り換えた我が家でWi-Fi速度を測ったところ、現在のArcher AX55環境では下り120〜170Mbps、上り150〜180Mbpsという結果になりました。
数字だけを見ると10ギガ回線としては控えめですが、今回はWi-Fi測定であり、さらにArcher AX55のWANポートは1Gbpsです。
そのため、今回の結果からSo-net 光10ギガ自体の最大性能を評価することはできません。
むしろ今回の実測から分かったのは、10ギガ回線を活かしたいなら、回線だけでなくルーター・Wi-Fi・端末まで含めて考える必要があるということでした。
今後はWi-Fi 7対応ルーターへ変更し、同じ1階・2階で速度がどう変わるのかも検証していきます。
まずWi-Fi 7ルーターの選び方を確認したい方はこちらの記事へどうぞ。

