MacBook Pro Retina 2014 mid(Intel)をクラムシェルモードでデュアルディスプレイにするやり方

当ページのリンクには広告が含まれています。

Web制作の仕事のテレワーク移行にともなって自宅のIntel版MacBook Proをクラムシェルモードでデュアルディスプレイにしました。意外と大変だったのでやり方をご紹介します!

使用しているMacBook Proについて

液晶サイズ 15インチRetina
CPU (第4世代)クアッドコア Intel Core i7 (2.2GHz)
メモリ 16GB
ストレージ SSD 256GB

2014年発売のIntel版MacBook Proです。15インチなので液晶は大きめです。
メモリは16GB。ストレージは250GBのSSDですが、ここまで仕事で使うことになるなら512GBにすれば良かったなぁと思っています。
M1が出てから中古でも値段が落ちてきているので手軽に手に入るMacBookでは意外に戦闘力は高めだと思います。M1の性能が凄すぎるので将来性はアレですが即戦力としてはオススメできるマシンです。
筆者も新しいMacBookに乗り替えたいのですがM1はデュアルディスプレイができないとのことを聞いたので時期モデルを待っている状態です。なのでこのMacBookをなるべく長く使いたい!
今回はこちらのIntel MacBook Proを使って快適かつマシンに負荷をなるべく与えない環境でテレワークすることを模索した結果をご紹介します。

クラムシェル / デュアルディスプレイ化前に気になったこと

床で使っているとPCが熱くなる

MacBook

はじめはMacBookを机の上に置いて使っていました。ですが1日使っているとPCがかなり熱くなる
放熱できるスタンドを買うのもいいと思いましたがいっそクラムシェルモードで運用した方が良いのではと思いました

15インチのRetina液晶といえど単体では画面が狭い

web制作をやっているとエクセルやAdobe XDの画面を見ながらPhotoshopやVS codeを開いたり、ブラウザを確認したりなど、同時に確認したいものがかなりあります。1画面でやりくりする方法も色々あるのですが、ここはやはりモニターを2枚追加したいと思いました。

方向性

クラムシェルモードにしてデュアルディスプレイでMacBook Proを運用する。そうと決まればモニターの購入です。

まず購入したもの

フィリップスのモニター

モニターはお好みのものでいいと思います。モニターアームを使用する場合はアームの耐荷重に気をつけてモニターを選んでください。
筆者は購入当時モニターが品薄だったので21インチと24インチのモニターをひとつずつ購入しました。使い勝手はまずまずです。 僕が購入したモデルがなくなっていたので後継モデルを紹介します。

モニターアーム

ガススプリング式のアームがいいです!クランプ式は角度等の調整がとても面倒です。
ガススプリング式のアームも昔はすごく高かったのですが今3千円くらいで買えるんですね〜驚きました。
僕は1画面用をふたつ購入しましたが2画面用のアームでもいいと思います。

ノートPCスタンド

クラムシェルモード時に立てかけられるスタンドを購入しました。Apple製品ではありませんがなんとなくMac製品を意識した作りです。僕が購入したスタンドが生産終了になっていたので後継モデルをご紹介します。

これだけではデュアルディスプレイ化できない

筆者は最初モニターさえ買えばデュアルディスプレイ化できると思っていました。
ただモニターを買っただけではMacBook Pro 2014(Intel)はデュアルディスプレイにできないのです。

MacBook Pro 2014(Intel)に搭載されているポート

MacBook Pro 2014(Intel)に搭載されているポートは

  • Thunderboltポート(最大10Gbps)x 2
  • USB 3ポート(最大5Gbps)x 2
  • HDMIポート x 1
  • ヘッドフォンポート
  • SDXCカードスロット

ということでHDMIポートがひとつしかありません。
当然DVIやVGAなんていうポートもありません
Thunderboltポート(mini display port)かUSBポートを利用してモニターに出力する道を探すことになりました。

コードの繋ぎ方

ダメだったつなぎ方

USBからHDMI

Mac側がUSBで液晶側がHDMIです。
最近のMacBookだとUSBからモニターに出力するのが一般的と聞いていたのでこれで決まると思ったのですが画面が表示されませんでした。

mini DisplayPortからHDMI

Mac側がmini DisplayPortで液晶側がHDMIです。
ケーブルを買って繋いでみたのですがこのやり方では画面が表示されませんでした。
これは変換器を使ってもダメでした。

HDMI分配器で1入力2出力

Mac側がHDMIで分配器を通してモニター2台にHDMI接続です。
これは当然ですが同じ画面がモニター2枚に出力されます。笑

成功した繋ぎ方

MacBookPro2014midのポート

HDMIからHDMI

ひとつしかないHDMIポートを使用します。
Mac側もモニター側もHDMIです。この繋ぎ方でまず1モニター1枚に出力できます。

mini DisplayPortからVGAもしくは DVIへ変換

Mac側がmini DisplayPortでモニター側がVGAもしくは DVIです。変換器を使いました。 筆者は青のVGAで使用しています。正直VGA、DVIを使うのは今更感があったのですが、古いPCだからかこれしかない感じでした。

使い勝手

デュアルディスプレイ化したMacBookと仕事机

MacBookを開いて起動。(このノートPCを開く作業が面倒)
デスクトップが表示されたらPCを畳んでクラムシェルモードにします。これでデュアルモニターとして作業できますMacBook ProがもはやデスクトップPCです。
さらにMacBook Proを開けばトリプルモニターにも出来ますし、ビデオ会議で机を離れる際はコードを外してMacBookを持ち歩けばOKというのも楽です。Webカメラやマイクなどの機材などを整えればクラムシェルモードのままでもビデオ会議できますね。
ノートPCなのでいざというときは会社にそのまま持っていけるというのもかなり良いです。
あと恐らく停電して電源が取れなくなってもノートPCなので安心…
テレワークが始まって1年を超えましたが、なかなか使い勝手がいいです!

まとめ

MacBook Pro Retina 2014 mid(Intel)でもクラムシェルモードでデュアルモニター化できます!
使い勝手はノートPCとデスクトップのいいとこ取りのような感じでかなり使い勝手がよくおすすめです。