
2025年夏、我が家のインターネット回線をNURO光2ギガからSo-net 光10ギガへ乗り換えました。
2025年夏、我が家のインターネット回線をNURO光2ギガからSo-net 光10ギガへ乗り換えました。
申し込みから開通・NURO光の解約までの流れや、実際の請求額、乗り換え前後の違いは別の記事で詳しくまとめています。
乗り換え直後は、以前から使っていたTP-Link「Archer AX55」で速度を測定。さらにその後、10G WANとWi-Fi 7に対応した「Archer BE700」へ交換し、1階と2階の仕事部屋で5GHz・6GHz・MLOをそれぞれ実測しました。
先に結果を書くと、BE700+iPhone 17 Proでは1階で最大2.5Gbps、2階でも最大960Mbpsを記録しました。3回測定の平均では、1階はMLOが約2.07Gbps、2階は6GHzが約790Mbpsでした。
- Archer AX55からBE700へ交換後、我が家ではWi-Fiでも1Gbpsを超えた
- 1階ではMLOが3回平均約2.07Gbps、最大2.5Gbpsだった
- 2階の仕事部屋では6GHzが3回平均約790Mbpsだった
- 同じ10ギガ回線でも、ルーターや端末側の環境で実測値は大きく変わった
- AX55とBE700ではLANケーブルなど測定条件にも違いがあるため、速度差をすべてルーターだけの効果とは断定できない
くらしメモでは、実際にSo-net 光10ギガを戸建てで利用し、1階・2階のWi-Fi速度を測定しています。
So-net 光10ギガは、地域や建物によって利用できるかどうかが異なります。検討している方は、公式ページで現在の提供エリア・料金・特典を確認してみてください。
So-net光10ギガを使っている我が家のネット環境
まず、今回の測定環境を整理します。
| 回線 | So-net 光10ギガ |
|---|---|
| 住宅 | 戸建て |
| ONU | NTT 10G-EPON系ONU |
| 交換前ルーター | TP-Link Archer AX55(Wi-Fi 6) |
| 交換後ルーター | TP-Link Archer BE700(Wi-Fi 7) |
| 交換前のONU〜ルーター | CAT5eケーブル |
| 交換後のONU〜ルーター | CAT6Aケーブル |
| BE700比較端末 | iPhone 17 Pro |
| 測定方法 | FAST.com/Wi-Fi接続 |
So-net 光10ギガへ乗り換えた当初は、以前から使っていたArcher AX55をそのまま利用していました。

AX55はWi-Fi 6ルーターとして長く使ってきましたが、有線ポートはギガビットWAN×1・ギガビットLAN×4です。そのため、10ギガ回線へ変更してもAX55を通る時点で10Gbpsクラスの回線性能をそのまま測れる構成ではありません。
そこで10ギガ回線を宅内でも活かせる環境へ近づけるため、Wi-Fi 7対応のArcher BE700へ交換しました。

BE700はWi-Fi 7のトライバンドルーターで、10Gbps WANポートを搭載しています。5GHz・6GHzに加えて、複数のWi-Fiバンドを利用するMLOでも検証しました。

BE700への交換時には、ONUからルーターまでのケーブルもCAT5eからCAT6Aへ変更しています。今回のAX55とBE700の比較は、ルーターだけを1条件ずつ入れ替えた厳密なベンチマークではない点には注意してください。
以前、NURO光でAX55を導入したときの速度改善はこちらの記事で紹介しています。

まずArcher AX55でSo-net光10ギガを実測
BE700へ交換する前に、既存のAX55環境でも1階と2階で速度を測っていました。ここで紹介するのはSo-net 光10ギガへ乗り換えた当初の初回測定です。
2階の仕事部屋では下り120〜170Mbps

| 測定 | 下り | 上り | レイテンシ |
|---|---|---|---|
| 1回目 | 170Mbps | 170Mbps | 8ms |
| 2回目 | 120Mbps | 180Mbps | 9ms |
| 3回目 | 160Mbps | 180Mbps | 8ms |
下りは120〜170Mbps、上りは170〜180Mbpsでした。同じ場所で続けて測っても50Mbpsほど差があり、Wi-Fiの速度が常に一定ではないことも分かります。
我が家では以前から2階のWi-Fi環境を改善するため、中継機なども試してきました。

1階のルーター付近では下り130Mbps

1階のONU・ルーター付近では下り130Mbps、上り150Mbpsでした。
この時点では「10ギガなのに130〜170Mbps」という結果でしたが、AX55のポート構成やWi-Fi接続という条件があるため、この数字だけでSo-net 光10ギガ自体が遅いとは判断できませんでした。
Archer BE700へ交換して5GHz・6GHz・MLOを実測
BE700導入後は、iPhone 17 Proを使って1階と2階の同じ場所を基準に、5GHz・6GHz・MLOをそれぞれ3回ずつ測定しました。
なお、AX55との比較用データもiPhone 17 Proで取得しています。ただし、測定時刻や電波状況は完全に同一ではなく、BE700への交換時にONU〜ルーター間のケーブルもCAT6Aへ変更しています。

1階ではMLOが平均約2.07Gbps、最大2.5Gbps

| 接続方法 | 下り3回 | 平均 | 上り平均 |
|---|---|---|---|
| 5GHz | 1.9/1.7/1.9Gbps | 約1.83Gbps | 約1.06Gbps |
| 6GHz | 2.4/1.8/0.97Gbps | 約1.72Gbps | 約1.20Gbps |
| MLO | 1.9/1.8/2.5Gbps | 約2.07Gbps | 約1.17Gbps |
1階ではMLOが最も高い平均値となり、3回目には下り2.5Gbpsを記録しました。5GHzでも平均約1.83Gbps出ており、我が家ではWi-Fi接続でも1Gbpsを超えることを確認できました。
一方、6GHzは2.4Gbps出た回もあれば970Mbpsまで下がった回もあります。今回の結果だけで「6GHzなら常に速い」「MLOなら必ず最速」とは言えません。
2階の仕事部屋では6GHzが平均約790Mbps

| 接続方法 | 下り3回 | 平均 | 上り平均 |
|---|---|---|---|
| 5GHz | 760/650/380Mbps | 約597Mbps | 約397Mbps |
| 6GHz | 670/870/830Mbps | 約790Mbps | 約317Mbps |
| MLO | 960/610/740Mbps | 約770Mbps | 約257Mbps |
2階では6GHzが3回平均約790Mbpsで最も高く、MLOも平均約770Mbpsでした。MLOでは最大960Mbpsまで出ています。
1階と比べれば速度は落ちますが、ルーターを1階に設置したままの2階仕事部屋でも、今回の環境では数百Mbps台後半まで出ました。
AX55とBE700を同じiPhoneで比べると大きな差が出た
比較しやすいように、iPhone 17 Proで測定したAX55とBE700の結果を平均値でまとめます。BE700側は、その場所で最も下り平均が高かった接続方法を掲載しています。
| 測定場所 | AX55 下り平均 | BE700 下り平均 | BE700の接続 |
|---|---|---|---|
| 1階 | 110Mbps | 約2.07Gbps | MLO |
| 2階仕事部屋 | 約113Mbps | 約790Mbps | 6GHz |
1階ではAX55の平均110Mbpsに対し、BE700のMLOは平均約2.07Gbps。2階ではAX55の平均約113Mbpsに対し、BE700の6GHzは平均約790Mbpsでした。
10ギガ回線をWi-Fiでも活かしたい場合、我が家ではArcher BE700へ交換したことで1Gbpsを超える速度を確認できました。
BE700本体の写真や5GHz・6GHz・MLOの詳しい実測結果、AX55から交換して分かったメリット・注意点はこちらのレビューでまとめています。
「So-net光10ギガなのに遅い」とは言えなかった
AX55だけで測っていた段階では、下り130〜170Mbps前後という結果を見て「10ギガなのに遅いのでは?」と感じる数字でした。
しかしBE700へ交換後、Wi-Fiで1Gbpsを超え、1階では最大2.5Gbpsを確認できました。少なくとも我が家の環境では、最初のAX55での実測値だけを見てSo-net 光10ギガの回線自体が遅いと判断するのは適切ではなかったと考えています。
So-net 光10ギガを契約しても、実際の通信速度はルーター・端末・Wi-Fi規格・設置場所などの影響を受けます。回線だけでなく宅内の機器まで含めて確認することが重要でした。
今回は10Gbps対応の有線接続では測っていない
今回の検証で明確にしておきたいのが、10Gbps対応の有線接続で回線そのものの上限を測ったわけではないことです。
10GbE対応LANアダプターを使ったパソコンでの有線測定は行っていません。そのため、「So-net 光10ギガで回線自体が最大何Gbps出るのか」を今回の結果だけで判断することはできません。

一方、普段家庭で使うWi-Fi環境として、ルーターを10ギガ・Wi-Fi 7対応機へ交換したことで実測値がどこまで変わったのかは確認できました。
BE700の初期設定後に一部サイトが開けない症状も出た
BE700の設定では、インターネット接続タイプを「v6プラス」にして利用しています。設定後は通信自体はできていたものの、iPhoneをWi-Fiへ接続すると一部のWebサイトだけ開けない症状が一度発生しました。
確認した時点ではIPv4はv6プラスで接続済み、IPv6アドレスも取得できていました。問題の切り分けの途中でIPv6を一度OFFにし、その後ONへ戻して接続し直したところ、最終的には該当サイトも開けるようになりました。
10ギガ回線を活かすにはルーターと端末も重要
今回、AX55とBE700を実際に使い比べて改めて分かったのは、回線だけ10ギガへ変更しても、宅内ネットワーク全体が自動的に10ギガになるわけではないということです。
- ルーターのWANポートが10ギガ回線に対応しているか
- スマートフォンやパソコンが利用するWi-Fi規格に対応しているか
- ONU〜ルーター間のLANケーブルが構成に合っているか
- 有線で10Gbpsクラスを測るならPC側のLANポートやアダプターも対応しているか
Wi-Fi 7ルーターを選ぶときは、6GHzまで使えるトライバンドが本当に必要なのかも確認しておきたいところです。デュアルバンドとの違いと、我が家で5GHz・6GHz・MLOを実測した結果から、6GHzが必要になる条件を別記事で整理しています。

6GHzが必要か判断できたら、次は実際のルーター選びです。10ギガ回線で使うTP-LinkのWi-Fi 7ルーターはこちらの記事で比較しています。

So-net光10ギガが向いている人・急いで10ギガにしなくてもよい人
今回の実測を踏まえると、10ギガ回線は「10ギガ」という数字だけで選ぶより、自宅でどこまで機器を整えるかまで考えて選ぶのがよさそうです。
- 10Gbps対応ルーターやWi-Fi 7まで含めてネット環境を整えたい人
- 大容量ファイルを扱うなど通信速度を重視する用途がある人
- 複数の機器を同時に使う家庭で回線側に余裕を持たせたい人
- 今後2.5GbE・10GbE対応機器も増やしたい人
- 現在の1ギガ回線で速度や安定性に不満がない人
- ルーターや端末を今後も1Gbpsクラスのまま使う予定の人
- Web閲覧や動画視聴が中心で現在の通信速度で困っていない人
我が家ではBE700への交換で大幅に速度が上がりましたが、これは回線・ルーター・ケーブル・対応端末をまとめて見直した結果です。
10ギガへ契約変更するだけで、どの家庭でもWi-Fi速度が同じように上がるわけではありません。
速度だけでなく、料金や工事、使って気になった点も確認してから契約を考えたい方は、こちらの総合レビューをご覧ください。

So-net光10ギガを申し込む前に確認したい4つのこと
So-net 光10ギガが自分の使い方に合いそうだと感じたら、申し込み前に次の4点を確認しておくと安心です。
- 提供エリア:自宅がSo-net 光10ギガの提供対象か最新情報を確認する
- 利用するルーター:10ギガ回線に対応するルーターをレンタルするか、自分で用意するか確認する
- 料金・工事費・特典:月額だけでなく初期費用や特典の適用条件まで確認する
- 現在の使い方:大容量データの送受信や複数台同時利用など、10ギガを選ぶ理由があるか考える
特に現在の回線で困っていない場合は、料金だけでなく10ギガを活かすためのルーターや端末まで含めて考えてから決めるのがおすすめです。
我が家では、NURO光2ギガからSo-net 光10ギガへ乗り換え、戸建ての1階・2階で実際に利用しています。
大容量データを扱う方、複数の機器を同時に使う家庭、10Gbps対応ルーターやWi-Fi 7まで含めてネット環境を整えたい方なら、So-net 光10ギガは検討候補になります。
So-net光10ギガについてよくある疑問
まとめ|So-net光10ギガはWi-Fi 7ルーターまで整えると違いを確認できた
NURO光2ギガからSo-net 光10ギガへ乗り換えた当初、Archer AX55では下り120〜170Mbps程度という結果でした。
その後Archer BE700へ交換し、iPhone 17 Proで5GHz・6GHz・MLOを測定したところ、1階ではMLO平均約2.07Gbps・最大2.5Gbps、2階では6GHz平均約790Mbpsという結果になりました。
今回の実測から感じたのは、10ギガ回線では回線契約だけでなく、ルーターのWANポート、Wi-Fi規格、LANケーブル、接続端末まで含めて宅内環境を考えることが重要だということです。
10ギガ回線の性能をさらに活かすために必要な宅内環境はこちらの記事で整理しています。

我が家ではBE700へ交換したことで、So-net 光10ギガをWi-Fiでも1Gbps超で使える環境になりました。ただし速度は環境によって変わるため、10ギガを検討するときは現在の用途と機器構成を確認してから選ぶのがおすすめです。
TP-LinkのWi-Fi 7ルーターを比較してから選びたい方はこちらの記事も参考にしてください。


